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IBM Notes 9.0.1 FP10 Interim Fix 2 が公開されました

IBM Notes 9.0.1 FP10 Interim Fix 2 (IF2) が公開されました。
モジュールのダウンロードについては、こちらを参照してください。
Interim Fixes & JVM patches for 9.0.1.x versions of IBM Notes/Domino & add-ons
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21657963

IF2 公開と同時に、新しい日本語更新モジュール notes901FP10IF2_JapaneseUserInterface_Win.exe がリリースされています。
以前の更新モジュール notes901FP10_JapaneseUserInterface_Win.exe は FP10 環境だけに適用可能であり、後にリリースされた IF1 環境には適用することができませんでした。
そのため、以下の順番で各モジュールをインストールする必要がありました。
0. IBM Notes 9.0.1
1. IBM Notes 9.0.1 Feature Pack 10 (FP10)
2. 日本語更新モジュール (notes901FP10_JapaneseUserInterface_win.exe)
3. Notes 9.0.1 Feature Pack 10 Interim Fix 1

IF2 以降は、以下の順番で各モジュールのインストールが可能です。
0. IBM Notes 9.0.1
1. IBM Notes 9.0.1 Feature Pack 10 Interim Fix 2
2. 日本語更新モジュール (notes901FP10IF2_JapaneseUserInterface_win.exe)

今後は、IF を適用した環境でも日本語更新モジュールの適用ができるように、各 IF ごとに新しい日本語更新モジュールがリリースされる予定です。
日本語修正モジュールの修正内容に関しては、最初にリリースされたものと変わりはありません。
そのため、既に日本語更新モジュールを適用されている場合、改めて日本語更新モジュールを適用していただく必要はなく、IF2 だけを適用していただければ問題ありません。

IBM Notes/Domino 9.0.1 FP10 Interim Fix 1 が公開されました

IBM Notes/Domino 9.0.1 Feature Pack 10 Interim Fix 1 が公開されました。
モジュールのダウンロードについては、こちらを参照してください。
Interim Fixes & JVM patches for 9.0.1.x versions of IBM Notes/Domino & add-ons
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21657963

影響の大きかった、件名が文字化けしてしまう問題が修正されています。
文字化け問題の詳細については、こちらを参照してください。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22013499

Notes 9.0.1 FP10 での Sametime プラグインについて

前回ご紹介した以下の Sametime プラグインに関する技術文書は「注意」欄が更新されております。
IBM Notes 9.0.1 FP10 を適用後 Notes 内蔵の Sametime クライアントがエラーを表示し起動しない問題

なんと、Notesが起動しなくなることがありますので、ご注意ください。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。。

パターンごとの対応方法について、簡単にまとめておきます。

■パターン1: Sametime プラグインの更新をしたことがないクライアント
Sametime プラグインは、Sametime 8.5.2 相当のバージョンとなります。このクライアントに Notes 9.0.1 FP10 を適用し、その後、Sametime プラグインの Hotfix (9011-ST-Client-FP-GSAI-AVHQ3A) を適用してしまうと、Notesが起動しなくなります。。
このHotfixは必要ありませんので、適用しないようご注意ください。
新規導入のケースもこのパターンになります。

■パターン2:Sametime プラグインの更新をしたことがあるクライアント
Sametime プラグインは、Sametime 9.0ないしは、9.0.1相当のバージョンとなっています。このクライアントに Notes 9.0.1 FP10 を適用した場合、その後、Sametime プラグインの Hotfix (9011-ST-Client-FP-GSAI-AVHQ3A) を適用しないと、Sametime を使用することができません。

プラグインの、バージョンの確認方法は、技術文書内に記載がありますので、適用前に必ずご確認ください。

#ブログの管理者三代目その2です。今後ともよろしくお願い致します。

IBM Notes/Domino 9.0.1 FP10 がリリースされました

IBM Notes/Domino 9.0.1 Feature Pack 10 (FP10) がリリースされました。

IBM Notes/Domino 9.0.1 FP10 のリリース情報が以下の URL で公開されています。
http://www-10.lotus.com/ldd/fixlist.nsf/WhatsNew/86a6c4ba892f0218852581fc0067b4f4?OpenDocument

以下が主な新機能となります。
1) Designer クライアントの JVM アップデート
2) Eclipse が 3.4.2 から 4.6.2 へアップデート
3) Notes 内蔵の Sametime クライアントアップデート
4) GSKit ライブラリ 8.0.50.84 への更新 (IBM i 版は除く)
5) 日本語ユーザー・インターフェース修正プログラム
6) Notes CCM (Connections Content Manager) のアドオンインストーラー

モジュールのダウンロードについては、こちらを参照してください。
Download Options for Notes & Domino 9.0.1 Fix Packs & Feature Packs
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24037141

今回は新たに日本語ユーザー・インターフェースの修正プログラムがリリースされています。
複数あった日本語リソースの問題がこの修正プログラムで改善されます。
この修正プログラムの詳細については、以下の Technote を公開しました。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22013177

なお、既存の環境に FP10 を適用すると、IBM Notes 内蔵の Sametime クライアントが起動しない問題が発生する場合があります。
新規に FP10 を導入する場合は該当しませんが、問題が発生してしまった場合は、以下の Technote を参照して該当する修正プログラムを適用してください。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22013182


今回の記事から中の人が変わりました。三代目になります。
今後ともよろしくお願いいたします。

新元号への対応と改元の影響について

新元号への Notes/Domino 製品での対応は、基本的には MR/FP/IF での対応が弊社開発部門にて検討され、その時の状況に応じて対応するための修正がリリースされる予定です。

元号の変更に伴う影響については、Notes/Domino の動作に影響を与えるというような情報は特にありません。

Notes/Domino は英語版が作成されて、その後に各国語版が作成されます。そのため、和暦のような日本独自の情報は製品のコア部分の動作には組み込まれておらず、日本語版としてリリースされる際に表示用に一部追加されている物であり、元号が変わったとしても製品のコア部分の動作には影響がありません。

ただし、お客様にて和暦を元に処理を行うようなプログラムを作成されている場合には、現行の Notes/Domino は新しい元号の情報を保持していないため、新しい元号を扱えない事で問題が発生する可能性はありますので、その点はご確認ください。

Notes/Domino version 10

2018年に Notes/Domino の次期メジャー・リリース「Version 10」をリリースすることが発表されました!

IBM Announces Investment in Notes Domino Version 10 and Beyond
https://www.ibm.com/blogs/social-business/2017/10/25/ibm-announces-investment-notes-domino-version-10-beyond/


また、HCL 社と IBM とのパートナーシップにより、IBM Notes/Domino、IBM Verse、IBM Sametime の継続的な開発・サポート体制に投資することも発表されています。

9.0.1 以降のロードマップが見えていなかったので不安でしたが、まだまだ進化していきますよー

IBM Notes/Domino 9.0.1 FP9 がリリースされました

IBM Notes/Domino 9.0.1 FP9 がリリースされました。

リリース情報が以下になります。
http://www-10.lotus.com/ldd/fixlist.nsf/WhatsNew/12d957b7c277fc728525816300434c53?OpenDocument

含まれる修正で「Domino: 9.0.1 FP8, 9.0.1 FP8IF1, 9.0.1 FP8IF2, 9.0.1 FP8IF3」という記載がありますが、9.0.1 FP8IF4 の修正も含まれています

ダウンロードについては、こちらを参照してください。
Download Options for Notes & Domino 9.0.1 Fix Packs
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24037141


JVM が以下に Update され、Citrix 7.14 がサポートされます。
Domino - Java 1.8 SR4 FP5 (with tzdata2017b)
Designer compile - Java 1.6 SR16 FP45

Domino サーバー 9.0.1 FP9 の新機能は以下になります。

- Amgr のキューの上限を変更可能
AMGRMaxQueue を notes.ini に設定することで、Amgr のキューの上限を 100 から 255 まで設定変更が可能です。(今までは上限 100 で固定)

- トランザクションログ有効環境でのパフォーマンス改善
トランザクションログが有効である環境で、DB の ODS が 52 以上であれば、DB やビューを開く動作のパフォーマンスが改善されています

- メールルールによる外部インターネットへの転送を制限可能
ユーザーのメール DB のメールルールでの外部インターネットへの自動転送を無効化することができます

- インラインビュー索引の有効化
ビュー索引の更新は、通常はサーバー側で周期的に行われていますが、文書の更新直後にビュー索引の更新を行うインラインビュー索引を有効化できます。

- IBM i 環境の Java の更新
1.6 から 1.8 になっています。

Notes クライアント 9.0.1 FP9 の新機能は以下になります。

- 代理アクセスのメール DB の自動更新
代理ユーザーとしてアクセスしているメール DB が自動的に更新されます。これを有効にするには、FP9 と同時に提供されているメールテンプレートを適用する必要があります。

- ステーショナリーから作成したメールの回収
ステーショナリーから作成したメールも回収することができます。これを有効にするには、FP9 と同時に提供されているメールテンプレートを適用する必要があります。

- ハイレゾ対応
高解像度モニタにおいて Notes クライアントのテキストやアイコンの表示を正しく調整します。

- 名前検索の向上
"姓 名" で検索しても "名 姓" で検索したのと同じ結果を返します。これを有効にするには、FP9 と同時に提供されている Domino ディレクトリのテンプレートを適用し、Notes クライアントの notes.ini にAllowWildcardLookup=1 を設定する必要があります。

- モバイルディレクトリカタログの検索の向上
モバイルディレクトリカタログでの名前検索がディレクトリカタログの設定に従ってソートされるようになりました。また、ローカルのアドレス帳の検索もこのリストに従います。また、ディレクトリ検索のオプションも追加されました。これを有効にするには、Notes クライアントの notes.ini に $TypeAheadShowDircatFirst=1 を設定する必要があります。

- 既存メールへのルールの実行
受信済みのメールに対してもルールを実行することが可能です。これを有効にするには、FP9 と同時に提供されているメールテンプレートを適用する必要があります。

- Notes と Outlook とのカレンダー連携の向上
Notes から Outlook ユーザーへ送るカレンダー、Outlook から Notes へ送られてくるカレンダーの機能が向上しています。

Windows 10 Creators Update 環境の問題について

Windows 10 Creators Update 環境の問題はこちらにまとめられました。
Known issues with running Notes or Domino Designer clients on Windows 10 with the Creators Update installed
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22002412


Windows Creators Update の更新プログラム KB4022716 (OS Build 15063.447) にて解消したという報告がありますので、こちらをご確認ください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4022716/windows-10-update-kb4022716

Windows 10 Creators Update 適用後、Notes/Domino Designer 使用中に OS がクラッシュする

Windows 10 Creators Update 適用後、Notes クライアントや Domino Designer 使用中に OS がクラッシュしてしまうなどの問題が報告されています。

- Domino Designer で Xpages を編集中に OS がクラッシュ(ブルースクリーンになる)する
- Notes クライアントで Welcome ページをスクロールすると OS がクラッシュ(ブルースクリーンになる)する
- Notes クライアント使用中に Notes がクラッシュする

問題の原因については調査中です。
取り急ぎ問題がいくつか報告されていることをお知らせします。

Windows 10 Creators Update は、適用後10日以内であれば元に戻すことができるようなので、戻せる方は早急に戻してください。

Update
Creators Update 環境の問題はこちらにまとめられました。
Known issues with running Notes or Domino Designer clients on Windows 10 with the Creators Update installed
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22002412


Windows Creators Update の最新モジュール KB4020102 にて解消したという報告がありますので、こちらもご確認ください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4020102/windows-10-update-kb4020102

Domino IMAP サーバーの脆弱性について

Domino IMAP サーバーの脆弱性記事が公開されています。
https://japan.zdnet.com/article/35099966/

現在、この問題について調査中です。
進捗があり次第ご報告します。

4/21 Update
詳細が、以下のブログで公開されています。
https://www.ibm.com/blogs/psirt/ibm-domino-server-imap-examine-command-stack-buffer-overflow/

内容は、
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Winsows 版 32bit Domino 8.5 以降のバージョンでこの脆弱性の影響を受けることを確認しています。Windows 版 32bit Domino 環境で IMAP タスクを稼働している場合、最も潜在的に悪用される可能性があります。

現在主流となっている 64bit Domino では、ASLR (Address Space Layout Randomization) により、不正なコード実行の可能性を劇的に低減しますが、Domino 8.5 以降であれば、どのプラットフォーム版でもこの脆弱性の影響を受ける可能性があります。

IMAP クライアントを利用しない環境では、一時的な回避策として、IMAP タスクを停止することを推奨します。IBM は、影響を受けるすべてのバージョンについて、できるだけ早く恒久的な修正を行う予定です。
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修正モジュールが提供可能になったタイミングで、Technote を公開する予定です。

Update
修正がリリースされています。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22002280

4/24 Update
日本語の文書も公開されました!
(参考) IBM Domino サーバーにおける IMAP EXAMINE コマンドに関するスタックバッファオーバーフローの脆弱性問題 (CVE-2017-1274)
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22002377