大きなデータベースはどのくらいのパフォーマンスに影響を与えるか?

2009年01月19日 00:50

 普段業務で使用しているノーツデータベースで、サイズの大きなものはどのくらいのサイズになっているでしょうか?

 よくお問い合わせでも何MB(GB)まで大丈夫なのか、と言うようなご質問も受けるのですが、こればっかりは何とも言えません。非常にハードウェア環境がよいお客様ではデータベースの最大サイズ(64GB)に近いサイズのデータベースを運用されているお客様もおられますし、数百MBのデータベースでも設計やエージェントが複雑だったりするために応答が遅くなってしまうようなものもあります。
 これは複数処理の自動化やリアルタイム性などデータベースの要件や重視するものによってはこのようになってしまうこともあるでしょう。

メールデータベースでもユーザー数を絞ればある程度大きなデータベースを運用する事も出来ますが、1つの問題点としては大きなメールサイズを抱えるメールサーバーはサイジングが難しくなる、と言う事だけは言えると思います。

今日はこのようなデータベースサイズについて可能な限り定量的な見解を出そうとした以下の文書を紹介します。経験のあるノーツ技術者の方は経験的にアドバイスできる事も多いと思いますが、そのような方でも参考になる分析がなされています。

How large databases uniquely affect IBM Lotus Domino server performance

バッファプールなどの増加がそれほど効果が無い事は昨今よく言われるようになっていたのですが、個人的に興味深かったのはトランザクションログに関する考察ですね。

- 通常サイズのデータベースではトランザクションログの効果は小さい
  (これは異なるトランザクションが同時に実行されるような負荷でないとトランザクションログの効果が出ないため、Server.Loadのような負荷テストでは効果が測定しづらかったようです)
- 大きなデータベースやビューを持つ環境では、トランザクションログを持つ方がパフォーマンスが落ちる場合があったが、トランザクションログをRAMDISKなど早いディスクに置くと劇的にパフォーマンスが向上した。(Fig. 5 では一番よいスコアを出しています。)

以下のようにまとめられています。

- 大きなビューの利用はトランザクションログに使用しているデバイスやビューの再構築用のディレクトリ等に関連したリソースを多く必要とするようになる。
- トランザクションログに使用するディスクのスピードは、重いビューやフォルダオペレーションが行われる環境ではより重要になる。
- 重いビューを持つデータベースは、View_Rebuild_dirなどで早いディスクを使用したディレクトリを指定することによってパフォーマンスを向上させることが出来る。

急いで訳したような文章なので、是非原文をじっくり読んで見る事をお勧めします。




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