Mail.box 破損の予防策

2012年05月23日 09:26

どのデータベースも原因は様々ですが、稀に破損するおそれがあります。中でも、Mail.box は破損が発生すると、メールが失われてしまうことがあるため、その影響度が大きいです。

Mail.box は、メールの送受信のたびに文書の書き込みと削除が行われ、通常のデータベースよりもトランザクションが非常に多いデータベースです。また、メッセージに大容量のファイルが添付されていることで、処理負荷も高いデータベースです。

データベースの破損は完全に防ぐことはできませんが、データベースへの処理回数を減らし、データベースのファイルサイズを小さくすることで、破損のリスクを軽減することができます。Mail.box に関しては、以下の様な破損を起こさないようにする予防保守が重要になります。

1. Mail.box を複数作成し、1つのデータベースにかかる負荷を軽減する
1つの Mail.box ですと、送受信するメールは全てその Mail.box に入ることになりますので、必然的にデータ量、アクセス頻度が高くなります。Mail.box を複数個作成することでこれらを低くすることができますので、結果的に破損のリスクを下げることが可能です。
また、仮に Mail.box を複数個作成した状態で、Mail.box が破損した場合、Domino 7.0.2以降であれば破損した Mail.box を使用しなくなるため、全ての Mail.box が破損しない限りは正常な送受信が可能です。

下記は、Mail.box の数を検討する際の参考情報です。

Title: (参考)サーバーに必要な MAIL.BOX データベース数を決定する
Doc #: 1462661
URL: http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21462661

最大で4つまでが推奨値です。

2. 転送できるメールのサイズを制限し、Mail.box のフラグメンテーションを少なくする
ホームサーバーのサーバー設定文書で [ルーター/SMTP] - [制限と制御] - [制限] - 「最大メールサイズ」 を設定することで、SMTPサーバーの Mail.box に配信されるメールサイズを制限することができます。このような設定でメッセージの配信サイズを制限することで、SMTPサーバーの Mail.box で発生するフラグメンテーションを軽減することが可能です。

3. SMTP メールサーバーを分散することでサーバーへの負荷を軽減する
SMTP サーバー自体を複数設定していただくことも有効です。インバウンド専用/アウトバウンド専用サーバーを設置することや、それぞれを複数設置するなど、ユーザー数や配信メールの特徴を考慮してご検討下さい。

4. Dead メールの定期的な削除
Mail.box に存在する Dead メールは増えることで、Mail.box の破損リスクが高まったり、数が多すぎる場合メールの滞留を引き起こす原因となりえます。そのため、定期的に Dead メールの削除を行っていただくことが必要です。

破損をできるだけ予防するために上記のような運用を予めご検討ください。


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    どのデータベースも原因は様々ですが、稀に破損するおそれがあります。中でも、Mail.box は破損が発生すると、メールが失われてしまうことがあるため、その影響度が大きいです。Mail.box ...



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