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Lotus iNotes 8.5 ベンチマーク

Lotus iNotes 8.5 のベンチマークレポートが出ているので今日はそちらを見てみましょう。

IBM Lotus Domino 8.5 server performance, part 2: iNotes performance

8.5のベンチマークレポートは軒並みDAOSなどが有効化されていることなどからも分かるとおり、ディスクのI/O 向上について強く訴求しています。
設定パラメータなどを見ても、LZ1を有効化したりディスクについてはかなり入念な設定がされているのが分かります。

色々見てもしょうがないので、とりあえず以下の結果を見てみましょう。

Table 15. Windows 2003 x64: Resource usage at 4000 users comparing DWA8 to DWA85

ResourceLotus Domino 8
DWA8
Lotus Domino 8.5
DWA85
% change
Processor percent busy47.5548.652%
Total disk operations/second1071.52832.04-22%
Total disk reads/second474.77263.03-45%
Total disk writes/second596.75569-5%
Total disk MB transferred/second 14.678.05-45%
Total disk MB read/second 5.261.6-70%
Total disk MB written/second9.426.45-32%
Shared memory used in MB1075.041196.0711%
Process memory used in MBN/AN/AN/A
Network MB/second1.311.24-5%


45%近いディスクI/O改善はすばらしい結果だと思っていいのではないかと思います。
Lotus Notesユーザー用のベンチマークと違って、Lotus iNotes側の改善内容で着目したいのは、DAOSの力だけではなく、アーキテクチャの改善も大きくされている点です。
 8.5ではライト・モードで行われたパフォーマンス改善の取り組みがフルモードにも移植され、8.5ではフル・モードでもライト・モードに迫るパフォーマンス改善をすることが出来ました。 ライト・モードも価値がなくなったわけではなく、ベンチマークを見ても依然として12%近いネットワーク負荷の低減が見られており、依然として帯域の少ない環境では十分なメリットがあるのではないかと思います。

Lotus iNotes 8.5 を検討されている方は一度よくご覧になってみてください。

コメント

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Re: Lotus iNotes 8.5 ベンチマーク

DAOS を利用する際なのですが、TRL (Transaction log) を有効にしなければならないとなると、Overall のベンチマーク、特に今回強調している Disk I/O は、差し引きどのくらいになるのでしょうか?
結構興味深いです。

通常、お客様の環境構成下では、RAID 構成とバックアップ/リカバリソフトを導入してることがほとんどですよね。

DAOS を構成するために、TRL を構成しても、このメリットには享受できるのでしょうか。

DAOS の特性上、データロストは避けなければならないので、TRL が必要というのは理解できるのですが、じゃあ、TRL + DAOS 構成って実運用環境でもメリットが出るのかな?
という部分が気になってます。

Re: Re: Lotus iNotes 8.5 ベンチマーク

TxL(Transaction Loggingの略記はこっちが多いですね)を使うとパフォーマンスが大きく落ちる、と言うのが質問の大前提になっているみたいですが、何か経験談があるのでしょうか? まず字義通りI/O増加の話でしたら、TxL を使うと20%近いI/O増加が起こってDAOSのメリットが相殺される可能性がある、と考えるのは逆に無理があるのではないですかね。 私もベンチマーク結果などがすぐに出てくるわけではないのですが、ヘルプ通りの説明をするなら、TxLを有効化するとDiskアクセスがランダムアクセスからシーケンシャルアクセスになるのでパフォーマンス上はメリットがある、と言う話もありますし、その話を疑うとしてもTxLを使うだけでそこまで大きなPenaltyがあることはないのではないかと思います。

 ただ、TxL用のディスク領域を確保するために、ディスクの使用量増加などはもちろん起こりえますので、TCOの観点からはある程度事前検討が必要なのではないかと思います。
この辺は節約されるディスクの量やレポジトリの大きさなどをDAOS Estimatorなどで見積もる事をお勧めしています。この辺はdWにDAOS Estimatorのガイドなども出ていますし、同じくdWにあるDAOS運用ガイドなどでも導入前の検討事項で議論されているので参考になるのではないかと思います。バックアップソフトなどの議論は今週にでももう一つ技術文書が出る予定ですのでそちらをご参照下さい

Re: Lotus iNotes 8.5 ベンチマーク

ご返答ありがとうございます。

>パフォーマンスが大きく落ちる、と言うのが質問の大前提
何を気にしているかと言うと、DAOS の導入 (一部分の効果) によって、TxL という、Domino システム全体に係る負荷が、Overall として気にしなくてもいい範囲なのかな、というのが前回の質問の意図になってます。

単純に、通常(と考えている) 構成では、TxL (記述直してみました) を構成しないことが多く、TxL を導入することで、如何にパフォーマンスが良くても、導入する前より I/O ボトルネックが増えてしまいますよね。

実情は、RAID(1+0) で、冗長性は実運用に耐えると判断され、
H/W 側で吸収している I/O に対して、TxL を提案すると
難色を示されることが多く、
TxL が、障害発生時のデータロストを最小限に抑え、
サーバー復旧時の Fixup を高速化できるのはメリットですが、
ピーク時間帯に I/O のオーバーヘッドがついて回るのを懸念されるようです。


>TxLを使うだけでそこまで大きなPenaltyがあることはないのではないかと思います。
ご回答ありがとうございます。
見識としてこのようなコメントをいただけるとありがたいです。

DAOS 運用ガイドはまだ目を通していませんでした。
ぜひ参考にさせていただこうと思います。

Re: bottleneck

I/Oの仕組みが同じまま中間ログを書き出すようになるわけではないので、導入したらそのままボトルネックになる、て訳ではないです。なので一応理論上はパフォーマンスが上がる、て事になっています。
効果の大小はもちろんありますので、その辺のベンチマークはこっちを見て下さい。
http://hnagasim.blog8.fc2.com/blog-entry-68.html

あとトランザクションのメリットは以下の文書のBenefitの項でも読んでみてください。パフォーマンスに関する一般論もここにあります。
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=899&uid=swg27009309

ただ、TxL分の管理は増えますし、パフォーマンスの話も机上の話ですので、もちろん現実に何か別のボトルネックを生んだりする事はあると思います。実際の部分はよく検討していただくのはとてもよいことだと思います。