Lotus Domino 8.5 performance for IBM Lotus Notes users

2009年03月17日 00:05

こんな文書が出ていますね。

IBM Lotus Domino 8.5 performance for IBM Lotus Notes users

もちろん8.5が8.0より悪い結果が出ていたらこんなベンチマークを公開する意味はなくなってしまうので、当然8.5のほうがよいパフォーマンスを示した、と言う内容に決まっているので、少し詳細をみてみましょう。

プラットフォーム毎に結果が並んでいますが、マシンスペックなども同じでないのでプラットフォーム毎の比較はあまり重要ではありません。ここでの記事は全てのプラットフォームで有意な効果があった、と言う風にに読んでおけばいいのではないかと思います。

 今回のレポートでのパフォーマンス改善のキーは、どれも劇的なDisk I/Oの低減が確認出来た、ということに尽きるのではないかと思います。「xx% レスポンス向上」と言うのは環境によってはそれほどの数値効果が得られないかもしれないのですが、I/O低減はどんなマシンスペックでも効果が得られるものなので非常にポジティブな結果なのではないかと思います。

この結果を注意深く見ると、テスト条件として8.5では以下の設定が加えられています。

・ Compress document data
・ Use Lotus Domino attachment and object service
・ Debug_NSF_Compress_All_Notes=1

つまり、I/O低減のため、文書の圧縮と、添付ファイルに対してはDAOSを有効にしていることがポイントなのではないかと思います。
 DAOSに関しては、Server.loadのN85Mail workload とかを使っている限りではそれほど重複した添付ファイルが出ない気がするので、DAOSの効果よりも文書圧縮の効果が大きく出たのではないかと思います。(ちなみに、文書の圧縮はODS 48が必須ですが、8.0.1 から使用可能です。)
 HTTPのGZIP圧縮とかでもよく懸念される事ですが、「データを圧縮したり解凍するとCPU 負荷が高そう」と思ってしまうのですが、ほとんどの場合ドミノではディスクがボトルネックになっている事が多いので、圧縮してデータのサイズを小さくしてI/Oを減らす効果は圧縮や解凍処理のペナルティより効果が高いようです。

もちろん、文書圧縮の効果だけでなく、Lotus Domino 8.5 では Routerタスクのパフォーマンス向上で各種最適化が行われた、とも聞いているのでI/O低減はその効果もあるんだと思いますので何もかもこの設定のおかげだ、と言う訳では無いと思います。

興味がある方はベンチマークレポートもじっくり見てみてください。


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