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8.5.2: ローカルにあるDBのODSアップグレード

2010年09月28日 00:14

今日も引き続き8.5.2新機能の話をしようと思います。
このTechnoteから紹介します。

Upgrading multiple local databases to a new ODS (文書番号 1429889)

NotesデータベースではODSのバージョンは基本的には透過的に見えるようになっているので新しい機能を使おうと思っていない限り、特にアップグレードをする必要は無いのですが、ODSの管理がローカルデータベースに対して行えないのは長い間管理上の問題としてありました。
 ODSのバージョンはほとんどの場合は影響しないのですが、サポートでは通常のメールデータベースとアーカイブのODSのバージョンは一致して使っていただけるようお願いしています。ただ、クライアントのデータベースをアップグレードするのは結構大変で、例えば設計や文書の圧縮をサイズの大きいローカルのデータベースに対して適用したい、と思うと「Create_R8_databases=1」等を入れてから手動でコピー圧縮を実行したり結構面倒な作業が必要になっていました。
今回紹介する機能はその点を補うために導入されたもので、管理者側が

デスクトップポリシーで設定できるようになったほか、Notes.iniで「NSF_UpdateODS=1」を設定する事によってODS51にアップグレードする事が出来るようになります。 ODS48にした方がよい場合には、Create_R8_Databases=1 をセットしてください。逆に何らかの事情で、Create_R8_Databases=1 を入れている場合には注意が必要ですね。

再起動するとバックグラウンドで圧縮が始まりますが、何が圧縮されているのか心配になったら、クライアントのlog.nsfを開いてみましょう。

Miscellaneous Events ビューの文書に以下のようなログが残ります。

2010/09/24 18:04:55 Compacting AgentRunner.nsf (Java AgentRunner), -C -ODS -Quiet -Client -UpdateIndexes
2010/09/24 18:04:55 データベース AgentRunner.nsf の使わない記憶域を解放します...
2010/09/24 18:04:58 Compacted AgentRunner.nsf, increased by 64K bytes (20%)
(略)
2010/09/24 18:47:32 Database compactor process shutdown
2010/09/24 18:47:32 100 databases had an older NSF ODS version. 96 of those databases were successfully upgraded to a later NSF ODS.


どうやら、-C -Quiet -Client -UpdateIndexes と言うオプションをつけて圧縮が行われるみたいです。
コピー圧縮になるので、names.nsfとかは再起動後になります。つまりNotes.iniを設定してから二回目の起動ではじめてこれらのデータベースのアップグレードが行われることになります。

R4などから上げていると特に意味も無くODS20のデータベースなどを使っている方も多いと思いますが、たとえばローカルのデータベースのODSを上げて設計や文書の圧縮を有効にしてサイズを抑えて使う、と言う使い方もあるのではないかと思います。是非一度8.5.2を使う折には検討してみてはいかがでしょうか。

# 下位のバージョンを使っているユーザーにローカルのDbを提供する事が想定される場合や、クライアントのダウングレードの際にはODSを上げた事によってCompactなどの追加作業が必要になる事もあるのでご注意下さい。







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8.5.2 : Notes Preloaderによる起動の高速化

2010年09月24日 17:54

今日は Lotus Notes 8.5.2新機能として Preloaderのお話をしようと思います。

詳細は以下の技術情報もご参照下さい。
Lotus Notes preloader (文書番号 1424193)


これはNotesクライアントの起動高速化のために導入された新機能の一つで事前にPreloaderを読み込んでおいて起動を高速化するものです。
インストール時に以下のようなオプションが追加されていることに気が付くと思いますがこの設定によって有効化することが出来ます。
インストール時のオプション


このオプションを指定してインストールすると、以下のレジストリーキーに「IBM Lotus Notes Preloader」と言うエントリーが作成され、スタートアップにnntspreld.exe が実行されるように指定されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

HKCUではなく、HKLMにエントリが作成されるため。インストールユーザーだけに指定されるのではなく全ユーザーに指定されるので、管理者権限でインストールしてもユーザー権限のユーザーに対しても有効になります。

Technoteを見るとPreloaderによって以下のような処理が行われるとあります。

・ NotesのDLLの初期化
・ Desktop8.ndkやCache.ndk、bookmarkなどの先読み
・ JVM関連のDLLを一部先読みする


確かにこういうのを先にやっておいてくれると助かる気がします。
これはNotesが起動して役割を終えると終了するのでNotesが起動したときにはタスクマネージャー上ではいなくなるようです。(サービスではなく、ユーザー権限のプロセスとして起動しています。)

実際に測ってみたのですが体感的には10秒くらい早くなった気がします。
ただ、実際には起動後だいぶ経ったPCで、nntspreld.exe のCPU使用率がだいぶ落ち着いてから起動しているので、ブート直後に急いで起動した場合は、もうちょっと効果も下がってしまうかもしれません。。

起動スピードがこれで十分かどうかは一度置いておくとして今より有意に早くなるのであれば良いニュースではないかと思いますので、是非機会があったら一度試してみてください。







Lotus Notes/Domino 8.5.2 日本語版がリリースされました

2010年09月21日 00:05

9月17日に Lotus Notes/Domino 8.5.2 日本語版が公開されました。

Lotus Notes and Domino electronic software delivery dates

8.5.2 関連の紹介記事も書こうと思っていたのですがどうも今月は騒がしくてなかなか時間が取れませんでしたが、是非機会がある方は8.5.2の新機能などにも触れて頂けたらと思います。

なお、現時点では、8.5.2では以下の問題が緊急の問題としてFix Central よりFixが公開されています。

(参考)外部からのメール受信が滞り、SMTP タスクの CPU 使用率が高騰する
Users stop receiving mail and SMTP task on server shows 50-100% CPU utilization

時期FPなどにも含まれると思いますが、メールサーバーに8.5.2 を適用される場合にはこの問題に対する対応もあらかじめ検討頂けるようお願いいたします。


8.5.2: Automatic Corrupt Database Collection

2010年09月01日 21:31

今日は8.5.2新機能として、Automatic Database Corruption Toolと言う機能について紹介したいと思います。

Detecting corrupted databases (文書番号 1429891)

データベース破損は発生しないに越したことはないのですが発生時には発生直前直後のDBを採取するのが重要なのですが、いつ発生するか分からないデータベースの退避などは非常に難しいのではないかと思います。
 直前は難しくても発生前、くらいでよければバックアップなどから探せますが、発生直後のFixupが実行される前のDBを入手するための手段としてこの機能が導入されました。

まず簡単に動作を見るため、サーバーコマンドで手動実行してみましょう。

load dbcapture mail.box
Captured database C:\Lotus\Domino\8.5.2\data\mail.box to C:\Lotus\Domino\8.5.2\data\IBM_TECHNICAL_SUPPORT\ACDC\mail.cor


この処理だけでも以下のような動作が分かると思うのではないかと思います。

- load dbcapture で手動実行出来る
- 拡張子を*.corにして、IBM_TECHNICAL_SUPPORT\ACDC ディレクトリに退避する

ただし、「Automatic」Database Corruption Toolですから自動でこれらの処理が実行されなくてはいけません。

この設定は以下のNotes.ini 設定で有効化します。(詳細はTechnoteも見てください)

  DATABASE_CAPTURE_ENABLED=1
(Set con DATABASE_CAPTURE_ENABLED=1で再起動無しで有効化出来ます)

その他の設定は以下の通りです。
DATABASE_CAPTURE_LIMIT: 退避するDBの上限
DATABASE_CAPTURE_SIZE_LIMIT : 退避するDBのサイズの上限 (これ以上のサイズは退避しない)
DATABASE_CAPTURE_DIRECTORY : 退避するディレクトリ

動作を確認するために、メモ帳などでNSFファイルを適当に編集して保存して、意図的にNSFファイルを壊してアクセスしてみましょう。

l fixup mail2.nsf
**** DbInfoIsCorrupt(DbWriteDbInfo: First or Next RRVPos invalid), DB=C:\Lotus\Domino\8.5.2\data\mail2.nsf TID=[00A0:0002-009C] ***
2010/09/01 21:26:17 Database Fixup: Started: mail2.nsf
Captured database C:\Lotus\Domino\8.5.2\data\mail2.nsf to C:\Lotus\Domino\8.5.2\data\IBM_TECHNICAL_SUPPORT\ACDC\mail2.cor
2010/09/01 21:26:17 Database Fixup: Unable to fixup database
C:\Lotus\Domino\8.5.2\data\mail2.nsf: The Notes database file header is corrupted
[00A0:0002-009C] 2010/09/01 21:26:17 Database Fixup: Shutdown


以下のように検知と同時にDBが退避されるのが分かると思います。

Technoteには書いてありますが、DATABASE_CAPTURE_ENABLED=1 は起動時にこの値を検出して設定を有効にすると値を消してしまいます。なので、再起動後は設定が無効になる点は注意してください。(この辺は設定が選べるとよかったのですが)

また、同じファイル名・異なる拡張子の場合バックアップファイル名が同じになってエラーになってしまうのでそのようなファイルを退避したい場合には注意してください(問題報告番号 HNAA88VG8D)

これもバージョンアップの動機になるような新機能ではないですがサポートシーンで問題の早期解決の役に立つことが出てきたらよいな、と思っています。




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