Notes.ini 行のコメントアウト

2009年09月30日 07:27

 よくお客様との対応中にNotes.ini の一時的な変更をお願いしたときなどに、「Notes.ini 行のコメントアウトはどのようにするのですか?」と聞かれることがあります。
みなさんはどのようにしていますか。

Debug_Threadid=1 をコメントアウトするときに正解はどれでしょう?

1. REM Debug_Threadid=1
2. # Debug_Threadid=1
3. ' Debug_Threadid=1
4. ; Debug_Threadid=1


正解は・・・全部です。 (半角スペースと"["のような角括弧は使わないようにしてください)
Notes.iniのコメントアウトの仕組みはとても簡単で、分かりやすく言うと「意図的にスペルミスをする」ことによってコメントアウトと言うか設定が無視されるようにするのです。

上の例で言うと、「Debug_Threadid」と言うエントリを「REM Debug_Threadid」とか「# Debug_Threadid」と言うエントリに変えてしまうことによってその設定が無視されるようにしているのです。

だからと言って、「Debug_Threadid」を「DebugThreadid」のような紛らわしい変え方をしてコメントアウトのように使えば、どれがコメントアウトされたのか後から分からなくなってしまうので、やはりご自身が見て分かりやすい方法でコメントアウトして頂ければ構いません。


ただ、私のテスト環境などではいつもコメントアウト→新規追加 を繰り返しているので、後から見ると、「# Console_Log_Enabled=1」のような値がいくつもテスト環境のNotes.ini に入ってしまうこともあります。
そんな環境ではたまにコメントアウトしたエントリも整理してあげてください。。

ソフトウェア・サポート・ハンドブック日本語版改訂

2009年09月29日 00:01

日本語版のサポートハンドブックが改訂されました。

ソフトウェア・サポート・ハンドブック


以前はPDFのみの提供だったのですが、英語版と同じようにWebでの提供も可能になっています。

原文となる英語版はこちらになります。
IBM Software Toolbarを導入されている方は[Support]-[More support resources]-[Software support handbook] よりアクセスできます。
Software Support Handbook


これはIBMのソフトウェアサポート全般の話なので、Lotus Notes/Dominoのサポートだけに興味がある人は少し抽象的に感じる部分もあると思いますが、原理原則的な事を理解する上では非常に助けになるのではないかと思います。

なかなか読んでもらえないかもしれませんが・・・・

サポートハンドブックの紹介はこちらでもされていますので是非ご参照下さい。
サポート・サービスに関するお知らせ (ソフトウェア・サポートWebサイト担当者のブログ)

Discussion Template がOpen Sourceになる

2009年09月28日 00:07

こんな記事が目に止まりました。

8.5のDiscussion Template がXPageを使用した拡張が行われていることはよく知っていると思いますが、どうやら8.5.1のDiscussion Template をベースにStandard Client 向けの拡張(Java View の追加など)が行われるようですね。

First Open Source Version of Discussion Template

誤解の無いようにIteration 1の部分はコピーしておきましょう。
Iteration objectives
The English version of the 8.5.1 discussion template will be made available as open source on OpenNTF with ALv2 applied. This first version will only be developed by Steve and Niklas. There are some key extensions to the standard 8.5.1 template:

1. The discussion template will be built with a clean and modular architecture so that it is easily extensible.
2. A rich client version of the 8.5.1 web features will be provided using the same modern user experience.

キーとなるのは以下の点ではないかと思います。
・ 8.5.1のDiscussion Templateをベースにした拡張ディスカッションテンプレートがOpen Sourceで作成される。 (Discussion Templateとは切り離して開発が行われるようですので、Discussion Templateが変わる、と言う意味では無いと思います)

・ Java Viewに対応したり、ビューやスレッドナビゲートの拡張を行った機能を追加する予定

・ 今年の12月に行われるLotusphereでお披露目し、8.5.2が出るタイミングまでに完了する

個人的にはディスカッションテンプレートはメール通知機能はデフォルトでつけてもいいのに、て思うのですがこれは実装方法に好みが分かれるので難しいのでしょうか。(繰り返し通知の防止や通知を強制するか否か、スレッド主の誰に通知するかなどのUIに対する考え方が意外と人によって違う気がします。)
 出来ればオープンソースでそのようなかゆいところに手が届くような拡張がなされればUIをリッチにするより魅力的なのになあ・・・と思っています。

とりあえずYouTubeの画像も見ておきましょう。

絵文字対応

2009年09月25日 00:13

 今日はちょっとNotes/Domino の製品対応を離れた話でもしてみようかなと思います。

古い記事ですが、CNET Japanにあったこんな記事を読まれたでしょうか?
絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第4回--絵文字が引き起こしたUnicode-MLの“祭り” (CNET Japan)

シリーズモノですがこの回が一番好きだったので引用します。
絵文字をGoogleがUNICODEに収録しようとしている、と言う事はもちろんNotes/Domino技術者にとっても無関係ではありません。正式に採用され、Windowsでもサポートされ、他のMUAでも採用されたらNotesを含む他のメーラーでもこのような文字をサポートする必要が出てくるのでどのような実装になるかは非常に興味深い話です。

ここの記事ではこの実装の過程でメーリングリストが祭りのような状態になった事が取り上げられているのですが、Googleとしては各携帯キャリアには比較的実装しやすいコード体系を提案したように思えます。

ただ、面白いのはここからで、「なぜ国旗が10個しかないのか?またなぜその国なのか」とか「なぜここまで日本の文化に偏りすぎたものなのか?」とか単純な実装の懸念以外の文化的な火種が多くあることが露呈されてしまったのです。確かにこのように絵文字を実装すると欧米文化圏も使用する可能性があるわけで文字のグリフくらいで不要な争いを起こしたくないのも最もな意見です。
日本で、日本語だけで使われている分には全く問題が無かったのにこれが国際規格になると多くの問題を引き起こしてしまう・・・ なんだか複雑ですね。

個人的には、携帯メールだけを使っている人のITリテラシーでは何となくPCメールに絵文字を送ってきたりする事はもう止められなくなっている気もするのでPCでもある程度絵文字をサポートしてくれた方がスムーズなのかな、と思うことはありますし、この先何十年もこのままでいいのかな?と言う心配があるのも確かです。
ただ、これって国際標準にするような文字体系じゃないよなあー、てのは議論を見ていて頷いてしまうこともたくさんありました。

国際化って難しいですね。

dW Article: Domino のメールサーバーでSMTP-AUTH を有効にする

2009年09月24日 00:43

以下のような内容の記事がdeveloperWorks から出ています。

Understanding SMTP authentication and securing your IBM Lotus Domino 8 server from spam

SMTP-Auth という仕組みはご存知でしょうか?
本来誰でも使えるはずのSMTPサーバーでSMTPでメールを送信する前に認証を行う、と言う仕組みですが、この記事では、DominoにおけるSMTP-AUTHの設定と概要について説明しています。

よくメールの90%以上はスパムなので外部メールサーバーの負荷もリソースもほとんどスパム対策のために費やされる、と言うような話を聞きますが、最近の流行のSPAM対策はどのようになっているのでしょうか。。
サードパーティなどのソリューションが多いのでしょうか。

いっときもてはやされたDNSBLのような仕組みも、届かなかったメールが完全にロストしてしまうことや、お客様のメールサーバーが意図せずスパム認定された場合にお客様のメールサーバーが対策をしないと受け取れなくなる、と言う事態なども考えると最近は敬遠される事が多くなったのではないかと思います。

ちょっと古いですが、こんな記事もあります。
出したメールが相手に届かない!? メールの不達問題とスパム対策の関係

次に最近のISPでは、Outbound Port25 Blocking をするところも増えてきたように思いますが、これについても色々課題はあるようです。

25番ポートの攻防

そういうわけで、何がベストな対策か?と言う点については各論あると思いますが、SMTP-AUTHはDomion側で設定可能なSPAM対策の一つです。
 SMTP-Authに興味がある方は是非Redbookを読んで頂きたいのですが、この記事ではP.21以降にSMTPサーバーで使える色々なNotes.iniパラメータが紹介されています。
ぱっと見30個くらいあるので、メールの設定を頻繁に行っている方でも知らないものが多いのではないかと思うので是非ご一読下さい。

NotesUIWorkspace.CurrentDocument と Source.document は同じではない

2009年09月18日 00:15

こんなTechnoteが出ているのを見つけました。

Do not use NotesUIWorkspace.CurrentDocument in form events (文書番号 1393712)

QueryOpenや QueryCloseなどのフォームイベントで NotesUIWorkspace.CurrentDocument 使うのは止めましょう、と言うお話です。

確かにフォームイベントではSource と言うNotesUIDocumentクラスのオブジェクトが与えられているのにわざわざ別の方法で取り直す必要が無いのであまりやる人はいない気がするのですが、脊髄反射的にフロントエンドからNotesDocumentクラスのオブジェクトを取得するコードを書いてしまう事がありそうです。

なぜこの方法を避けるべきか?と言う事がこの技術文書に説明されているのですが、以下のような値になるためです。

NotesUIWorkspace.CurrentDocument : 現在フォーカスを保持しているウィンドウの文書
Source.Document : フォームで扱っている文書

通常のテストではうまく動いているように見えてしまうので、うっかり書いていて今のところ動いている、と言うのもあるかもしれません。

思い当たりがある方は是非一度確認してみてください。

検索ビルダーの検索を検索式で使いたい

2009年09月17日 00:21

 検索ビルダーを使うと、「作成日が2009/09/15以前の文書」のような検索式を作る事が出来ます。
こんな感じです。(クリックすると画像は拡大します)

検索ビルダー

これをアプリケーションで使ったりするには、検索式として実行する必要があるのですが、どのような検索式を使えばいいのでしょうか。フィールド検索で日付フィールドなどを条件にすることは出来ますが、すべての文書に作成日に関するフィールドがあるとは限りません。

ここはサポートらしく検索の動きを調べてみましょう。
クライアントのNotes.ini に以下のような設定を行います。

Debug_FTV_Search=1 (全文検索の詳細なログを出力します)
Debug_Console=1 (デバッグ出力用のコンソール画面を出します)

この設定をしてローカルのDBに対して同じ検索をしてみてください。
以下のようなログが確認できると思います。


[0CFC:0002-0388] IN FTGSearch
option = 0x400019
[0CFC:0002-0388] Query: (([_CreationDate] < 20090915) )
[0CFC:0002-0388] Engine Query: (( `N101=[*,40071)`))


赤字にしたところが実際の全文検索として実行されたQueryです。
つまり、「[_CreationDate] < 20090915」と検索バーに入力しても同じ結果を得る事が出来ます。
簡単に言うと、_CreationDate と言う全文検索用の予約フィールドがあるような構文になります。これで検索ビルダーのような検索を行うことが出来ます。
ちなみに「更新日」]の場合は_RevisionDateになります。
全文検索を使って色々な文書を取って来るようなアプリを開発している人には便利かもしれません。

・・・とここまではブロガー的なコメントをしてみましたが、 一応サポート的な観点でもコメントしておきます。 
 上述したような検索構文はヘルプも含めてドキュメントには記載されていないものです。
内部的には同じ事をしているので特に結果に違いが出るような事は無いと思いますが、このような構文の使用は将来のバージョンで同じ構文であるとは限りませんし、互換性の問題が出る可能性もあります。
 したがって限定利用する分には問題ないと思いますが、改修困難な大規模アプリケーションなどで安易にこのような実装を行うことは避けてください。

9/18 追記:
 上述の記載はデザイナーヘルプに載っていました。なのでサポート上の注意のコメントは気にしなくてもよい内容なので、安心してご利用下さい。

Open Mic - 国際電話はちょっと嫌いでも・・・

2009年09月16日 00:05

Lotus では定期的にトピックを決めて、Open Mic Conferenceと言うのを開催しています。

Lotus Support Technical Exchange Events

たとえば最近では、Lotus iNotes 8.5について9月3日に開催されました。
Q&A の内容も文書で残っているので参加しなかった方でも後から参照するとどんなやり取りをしたのか分かります。

Open Mic conference call: IBM Lotus iNotes for Domino 8.5 - 3 September 2009

私も一度参加したことあるのですが、黙って聞いているつもりだったのですが、ログインした後オペレータに名前とかを聞かれたりして結構おどおどしてしまったのですが、今はどうなっているのでしょうか。あまり具体的な問題になるとインシデントを挙げて下さい、と言われてしまうのですが、新機能の予定とかは、トピックによっては開発が参加しているのでサポートも詳細に知らないようなコメントが聞けたりします。
英語に自信がある方なら逆にビジネスの英語(と言ってもだいぶカジュアルですが・・・)が聞けるいい機会かもしれませんね。。前回聞いてみたときも色々なアクセントの方がいて英語の勉強としてもとてもためになりました。

次回は9月17日に予定されています。

Open Mic Conference Call: "Upgrading to Lotus Notes 8.5" - 17 September 2009

GMTで14時ってことは日本時間だと23時になるので家でSkype経由でも聞いてみようかな、と言う方にはいいかもしれません。ちゃんと03からの番号も用意されているのでそちらをご利用になるといいのではないかと思います。(81-3-5539-5169 のようになっているので、03-5539-5169 のように解釈しなおしてください)

本当にここで質問がしたい方は事前にこの文書に質問をつけることになっています。

Open Mic call on "Upgrading to Lotus Notes 8.5" September 17th 2009 at 10 am EDT

興味のある方は是非。

Lotus Notes/Domino 20周年アニバーサリー・イベント (10月23日)

2009年09月15日 00:32

Lotus Notes/Dominoは今年で誕生20周年だそうです。皆様はご存知だったでしょうか。

10月23日(金)にLotus Notes/Domino20周年アニバーサリー・イベント がノーツコンソーシアムの協賛で開催されることになりました。
Lotus Notes/Domino 20th Anniversary and BEYOND

1989年と言うと周辺テクノロジーはどんなだったでしょうか?
みなさんが初めてLotus Notes/Dominoに触れたのは何年前だったでしょうか?
 最近触り始めた人、本当に黎明期に触れていた人、それぞれ製品への思いがあるのではないかと思いますが、20年ソフトウェアとして生き残ってきたことはノーツ技術者として誇りにしていいのではないかと思っています。

まだイベントの詳細は書かれていませんが、Notesについて考える場でありたい、と言う企画になりそうですね。やはりノーツ技術者としては歩んできた20年よりもこれからの5年間についてもっと真剣に考えたいと思いますしいいのではないかと思います。


20歳になった Lotus Notes/Domino を記念して、アニバーサリー・イベントを開催いたします。

* 見守り、支えてくださったエンドユーザー様、ビジネス・パートナー様へのお礼の場として、いままでの Lotus Notes/Domino の歩みを確認させてください
* そして「20歳になったLotus Notesの今後をどう考えるか」、一緒に検討するスタート地点とさせてください

さらにイベントとあわせて、コメント募集などの企画を予定しています。



尚、告知ページよりNotesについてのコメントなどを募集しております。
どうぞどなたも遠慮なくメッセージをお送りいただければと思います。

8.x での変更 - SERVER_MAX_CONCURRENT_TRANS / SERVER_POOL_TASKS

2009年09月14日 00:29

今日はこのTechnoteからのお話をします。

(参考)Lotus Domino 8.0 以降における SERVER_MAX_CONCURRENT_TRANS および SERVER_POOL_TASKS のデフォルト値 (文書番号 732438)

この二つのパラメータを聞いてすぐ説明できる人はNotesの技術者経験が長い人でもそれほど多くないのではないかと思います。
 カスタマーサポートでもこの設定変更はサーバーの使用するリソースに直接影響するので、チューニング目的などで安易に変更することはしないように話していました。
加えてこの辺の動作はR5.x以降デフォルト値も含めて大きく変わってないので、デフォルト値のままで大きな問題が出るとも思えなかったのもあります。

このデフォルト値の計算ロジックが8.x以降大きく変わっている点について紹介されているのがこのTechnoteの内容です。ひと言で言うと今までよりScalableな設定値を使用するようにした、と言っていいのではないでしょうか。

プラットフォーム毎に動きは異なるので、詳細はTechnoteを参照して頂きたいのですが、ここでは背景的な話を含めて概要を話したいと思います。

Serverタスクはスレッドプール方式を採用していますので、複数のスレッドがユーザー要求を処理するために待ち受けていますが、あらかじめ固定した数だけスレッドプール用のタスクを起動します。
このスレッドプールの個数は、NSDを見ても分かりますが、show task debug で「Thread pool member on TCPIP」のように出ているスレッド数を数えると分かります。

Server_Pool_Tasks はこの数を調整するものです。R7.xまでのデフォルトではTCPポート毎に40(SERVER_MAX_CONCURRENT_TRANSの2倍なのでSERVER_MAX_CONCURRENT_TRANSを変えるときには注意が必要です)になっていますが、8.x以降ではここは、SERVER_MAX_CONCURRENT_TRANS と同じ数が使用されるようになりました。

SERVER_MAX_CONCURRENT_TRANS は最大同時トランザクション数です。
Dominoの世界でトランザクションと言うのは、「1つのAPIやNRPC要求による処理」に相当するものですが、この同時トランザクション数が制限されている、と言う事はこの数を越えた要求が来たらクライアント側は他の処理が終わるまで待たされる事になります。
 R7.x 以前ではSERVER_MAX_CONCURRENT_TRANSのデフォルトはServer_pool_tasksの半分だったので、40ユーザーが同時に何らかのトランザクションを実行しようとするとサーバー上の半分の要求は待たされてから実行されていました。
 元々サーバー側で過負荷を避けるためにこのように抑えた設定をしていたのですが、8.x以降にはSERVER_MAX_CONCURRENT_TRANS と Server_Pool_Tasksは同じ数が使用されるようになったので、同時トランザクションによるScalabilityは向上しているのではないかと思います。

ただし、1プロセスで200スレッド以上を超えるような設定はやはり推奨していないので、以下のような環境のお客様は一度自分の環境を確認してみるとよいのではないかと思います。

・ CPUの数が5つ以上
・ TCPポートが3つ以上ある

7.x以前をご利用のお客様でこの辺を変更して評価してみたいお客様に対しては、私は以下の設定から試してみる事をお勧めしています。

Server_Pool_Tasks=40
SERVER_MAX_CONCURRENT_TRANS=40

こうすればスレッドプール数は変わらずに、同時トランザクション数だけが増えるので比較的安全に試せるのではないかと思います。

個人的にはちょっとした技術的興味だけで変更するのは止めた方がよいと思うのですが、8.xでのデフォルト値変更を機に、スレッドプールを増やした環境は増えてくるので少し動向を見守っていきたいと思っています。
また、8.xや8.5にバージョンアップをされるお客様もこの変更がされる事を頭に入れておいて頂けると何かの役に立つのではないかと思います。



サポート用語

2009年09月11日 00:06

 最近英語のサポートハンドブックなどを読んでいたのですが、色々と使われるサポート用語について解説しているページがあることに気がつきました。

Acronyms, abbreviations and terms

日本語のサイトはここになります。ただ中身はだいぶ違うみたいですので、今日は英語のSupport Termsのサイトを中心にお話します。

英語のSupport Termsを見ていると、どうしてこのような用語が選ばれたのか分からないのですが、Lotusの用語なども説明されていて面白いですね。
今日はここに出てくるサポート用語の話をしてみようと思います。
ロータスカスタマーサポートでは他のIBM製品でサポートを利用されている方が戸惑うことがないように、技術用語でない、三文字略語のような用語は使わないようにしています。ただ技術情報を見ているうちに目にすることもあるので興味がある方は是非おおまかに知っておくとよいのではないかと思います。

SPR
すでに知っている方も多いと思うのですが、Lotus Notes/Domino に関する英語の技術情報などを見ているとSPRという言葉をよく見ると思います。
これが何となく障害報告用の番号であることは知っている方も多いと思いますが何の略かはご存知でしょうか。
こんな感じで説明されています。

SPR:
Software Problem Report. a record in the Lotus software problem reporting system that is used to track an identified software problem -- similar to IBM's APAR, however an SPR may also be used within the incident tracking database to classify an incident's status.


たとえばSPRであれば、カスタマーサポートでは「問題報告番号」と言う表現を使うようにしています。
 以前にこれは「障害報告番号」と呼んでいたのですが、元の英語が「Problem」である点や機能拡張要求(Enhancement Request)でもSPR番号が振られることもあるのでこのように呼ぶことになっています。
 
 
PMR
問い合わせ用の番号の事をIBM製品では「問題番号」と呼びますが、これは英語ではPMRと呼ばれます。
ここもSupport Termsのページを引用してみます。

PMR:
Problem Management Record. A record of the activities performed during the course of resolving a customer reported problem. Customers with access to IBMLink can view their PMRs.

ロータス製品ではこれはインシデント番号と呼びます。PMR番号とはちょっと違った番号を使用していますが意味はほぼ同じと思って頂いて構いません。


APAR
 IBM製品に通じている方の場合、SPRと言うよりAPARと言われた方がピンと来る方は多いかもしれません。
私も実は何の略か忘れていたのですがここでも説明されています。

APAR:
Authorized Program Analysis Report. A formal report to IBM development, of a problem caused by a suspected defect in a current unaltered release of an IBM program. An APAR may also be used by development to document new function being delivered in the maintenance stream


Notes/Domino ではSPRとAPARを共通化出来ないか、と言う事も検討されています。単純に用語やインフラを統一させる、と言うだけでなく、SPR情報をAPARと言う仕組みを通じて今までより公開できるようにしよう、と言う狙いが大きいのですがこういうこともどんどん実現できるといいな、と思います。


サポート用語と言うのは根強く製品固有の文化が現れるので、用語が統一される、と言うのは単純に言葉以上の意味合いを持つ事が多いのではないかと思います。
Notes/Domino については、IBM製品共通のインフラに統一して欲しい、と言う声もあれば他のIBMソフトウェアを使ってない方の場合には突然インフラを一緒にされても使いづらいし分かりづらい、と言う声もありどのようにしていくのがIBMとして統合された形で情報発信を行うことが出来、かつ既存のお客様への影響を最小化できる選択なのか、と言うのは難しい課題の一つです。
まだまだたくさんの課題が残っていると思っていますが、今後ともよろしくお願い致します。

10月6日追記:
 横濱さんのコメントにもありますとおり、日本語のSupport 用語のページは以下のサイトを翻訳したものであったようです。情報ありがとうございました。

Glossary of support terms

プレミアム・サポート

2009年09月10日 00:35

 今日は以下のブログの記事を紹介します。

ソフトウェア プレミアム・サポートサービス (ソフトウェア・サポートWebサイト担当者のブログ)

関連リンク:
IBM プレミアム・サポート(PA拡張サポート)
(PDF) 費用効果事例 -日本のお客様の事例付き(日本語)

プレミアム・サポートがIBMの全ソフトウェアで立ち上がったのですが、プレミアムサポートの前身はPSP と言う名前でLotusサポートで先駆けて行っていたものです。

 プレミアムサポートもただの「高級サポート」のように取られてしまうと、どこに価値を見出すのか難しいのですが、資料にもあるようにサポートレベルだけでなく、予防保守などの貢献も分かりやすく示しているのは頼もしいな、と思います。

興味をもたれた方は是非一度、お近くのIBM担当営業までご相談ください。

複雑な検索式を保存する

2009年09月09日 00:01

全文検索を使いこなしていると、文書の作成日や作成者をキーにして必要な文書の一覧を取り出したり出来るようになりますが、フィールド名などをキーにしないといけない場合などは、同じ検索を何度もするのは億劫に感じてしまう事も多いのではないかと思います。

今日はそんな自分の芸術的な全文検索式を再利用する方法を紹介します。
まず、以下の例では、こんな全文検索式を使っています。

[From] Contains Hirotaka and not [subject] contains re: and [PostedDate] < 2009/05/01

すべての文書ビューなどである時期より古い送信メールを探す式です。
ここでは何かのメールに対する返信はスレッドの保存などを意識して、件名に「Re:」が付いたものを外す事を想定していますが普通はいらないのではないかと思います。

ここで検索バーから「詳細」を展開すると以下のように「検索の保存」と言うボタンが表れます。
以下の画面ショットも参考にしてください(クリックすると拡大します)

検索結果の保存

検索の保存を行うと以下のように再度利用するために使用する「検索名」を保存するように聞かれるので入力して「OK」をクリックします。
 ここでは「この検索条件を共有する」のチェックをしていますが、メールデータベースの場合には自分しか使わないので特に必要ありません。(このチェックをしていなくても別の端末から同じIDでアクセスすればこの検索は使用出来ます。)

検索名

これで検索の保存は完了です。
再利用するときには以下のように詳細を展開して「検索の読み込み」をクリックすると保存した検索の一覧が表示されます。
「この検索条件を共有する」のチェックをしているものは「(共有)」がついて表示されています。

検索結果の読み込み

これで検索結果を再利用できます。必要に応じて保存した検索式で指定した日にち情報なども編集出来るので再度検索してください。

ただ、全文検索は通常反映まで時間がかかるので削除や文書追加が直ちには反映されませんので、タイムリーな結果が欲しい場合にはこのような全文検索は適していませんのでその点はよく御注意下さい。こういう話は、アプリケーション開発を行っている方はよく理解していると思うのですが、ユーザーとして使っていて便利だな、と思っていると忘れがちなので頭に入れておいてもらえると助かります。

Lotus Notes/Domino 注目サポート技術情報 (2009年9月)が公開されています

2009年09月08日 00:11

9月分の注目サポート技術情報が公開されています。


Lotus Notes/Domino 注目サポート技術情報 (2009年9月)


今月分で少し目に付いたのは以下の情報です。

標準のメールデータベースに DJX メールデータベースのアクションが表示される

DJX 環境の方の場合は特に影響が無いのですがDJXメールテンプレートと標準メールテンプレートのレプリカIDが同じであるために発生する問題でカスタマイズなどを行っている場合も予期しない設計が複製される可能性もあるので注意してください。

8.5.1 のアーカイブ機能

2009年09月07日 00:21

 今日はこのブログの記事を紹介します。

Notes 8.5.1 will have a new look for Archives (Notes Design Blog)


8.5.1Notesクライアントのアーカイブ機能が追加されるみたいですね。

・ 無駄なUIの排除
 ルールやツールフォルダを非表示

・ 最近アーカイブした文書ビュー
 アーカイブした日付毎にカテゴライズされた文書が表示されます。
この間アーカイブしたメールが今読みたい!という時に便利そうです。

・ UI 改善
 アーカイブの文書には件名に(アーカイブ) とつくようです。
ほかにも添付ファイルが削除された文書がビューから区別できるようにしているみたいですね。

まだ試していないですがこの場合にはローカルアーカイブの場合は設計置換がいるんじゃないかと思うのですがちょっとそこは試してみようと思います。

XPC プロトコル

2009年09月04日 00:08

 IBM My Notification を購読していたらこんなTechnoteがメールで来ました。


XPC protocol no longer supported in V85

8.5 からXPC プロトコル、つまりモデムサポートが無くなる、と言う事です。システム要件をよく見ればおのずと分かることなのですが、確かに改めて言われないと読み落としてしまいそうです。
ダイヤルアップなどでドミノに直接つなぐ場合だと思うので通常のモバイル経由などでつなぐ場合はもちろんモデムを使っても通常のTCP/IP接続になると思いますので問題ありません。


パートナー様や営業の方はバージョンアップのときなどには心に留めておいて頂けると助かります。

dW: Writing Java to build applications using IBM Lotus Domino Designer

2009年09月03日 00:13

developerWorks でこんな記事がありました。

Writing Java to build applications using IBM Lotus Domino Designer

正直言ってこの手の資料にいわゆるJavaの説明みたいな内容を入れているのはやや中途半端に感じるのであまり好きではないのですが、Javaエージェントの手軽なサンプルなどもあって斜め読みしてみても面白いのかな、て思います。

一部の内容でもこのブログで今度取り上げようかな、と思います。
是非興味がある方は一度入手してみてください

ISA Collector をコマンドラインから実行する

2009年09月02日 00:03

Lotus Notes 8.xのスタンダード版から、ISA (IBM Support Assistant)が使えるようになりました。

Notesの場合、結局はNSDやログなどでいいので中々メリットを感じることは少ないかもしれないのですがやはり、スタンダード版の色々なログがまとめて集められるので場合によっては便利なことがありますが、通常だとUI から[ヘルプ]-[サポート]-[IBM Support Assistant]のように選んで起動するのが普通なのですが、ハングアップしたときなどはこのような方法は使えません。

「NSDでいいじゃん?」て思っちゃうと元も子もないのですが、こういうときはコマンドラインからISA Collector を実行してみましょう。

コマンドラインから以下のコマンドを実行してください

 <プログラムディレクトリ>\framework\rcp\StartCollector.bat

途中対話形式でいくつか聞かれますが、以下の画面ショットでも参考にしてください。
(クリックすると拡大します)

ISA Collector (CUI)

実行した結果は <プログラム ディレクトリ> \framework \rcp \eclipse\ plugins \com.ibm.esupport.client.product*\standalone ディレクトリの直下に出力が生成されます。

UI から実行する場合とやや出力が違うのですが主要なログはどちらも取れているのでこれでいいのではないかと思います。

尚、NSDは取得されないのでNSDと併用すると場合にはNSDを実行してからISA Collectorを実行するとNSDログが収集結果に含まれます。

Notesのプログラムディレクトリを取得する

2009年09月01日 00:14

 NotesのデータディレクトリはNotes.iniから取ればいいと思うのですが、プログラムディレクトリは取得する何かいい方法はあるのでしょうか?

こういうLotusScriptのステートメントとか関数ってなかったっけ?と思ったのですが見つからなかったのでこんなのを作ってみました。レジストリから取得しています。

なので、複数端末を入れているような環境では正しく動かないとは思いますが簡易な方法としてはいいのではないでしょうか。

これも簡単なコードですが、WSHオブジェクトを呼び出してレジストリ値を取得するサンプルとしても流用出来るのではないかと思います。




Sub Click(Source As Button)
' C:\Lotus\Notes\ を返します
Msgbox GetProgramDir
End Sub

Function GetProgramDir() As String
GetProgramDir = ""
Set objWshShell = CreateObject("WScript.Shell")
strValue = objWshShell.RegRead("HKLM\SOFTWARE\Lotus\Notes\Path")

If Right(strValue,1) <> "\" Then
strValue = strValue & "\"
End If

GetProgramDir = strValue
End Function





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