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画像の貼り付け

ブロガーの方を中心に繰り返し紹介されているようですが、自分への備忘録も兼ねて。。
リッチテキストにクリップボード経由で画像ファイルを貼り付けることが多い方は以下のNotes.ini 設定をしておくと、画像サイズが小さく抑えられます。(6.5.4以降)

OptimizeImagePasteSize = 1

他の方の記事や記載も参考になると思うのでそちらも参考にしてみてください。

岩間さんの記事
Notes.iniのOptimizeImagePasteSize

村上さんの記事
リッチテキストにスクリーンショットを貼る(2)

IBM技術情報
IBM Lotus Notes/Domino 小ワザ集 第52回 - Japan

US 技術情報
Document becomes very large when pasting graphic into rich text field (#1136853)

Notes Document Viewer

Notes の文書の問題を調査するとき文書のプロパティで1つ1つフィールドを見ていくのは根気がいる作業です。
 問い合わせなどでは、文書をテキストファイルに書き出したりして比較したりするような方法をとることが多いのですが、僕の場合以下のようなツールもよく使います。

Notes Document Viewer

データベースをダウンロードしたら興味のある文書をこのデータベースにコピーするだけで使うことが出来ます。
 フィールドの値がフラットに表示できるので、Ctrl-F で特定の値がどのフィールドに入っているのかを探したりするのにも使えます。

Notes Peek - 日本語用の設定にしましょう

Notes データベースの削除フラグや、プロフィール文書やその他のデータベースの情報などを出力するのに Notes Peek を使用したことがある人は私のようなサポートを仕事にしている人以外でも多いのではないでしょうか。

以下のサイトなどからダウンロードしてNotesのプログラムディレクトリにコピーしてください。
NotesPeek 1.53 tool for viewing Notes databases on Notes 6.x and higher (#4005686)

Notesクライアントで開きたい方はこちらから

使えばだいたい使い方が分かる事もあって適当に使っている方も多いのですが日本語のデータベース名などが化けて見苦しい事もあるので、フォントの設定くらいはきちんとやっておきましょう。

たいしたことない話なのであまりこの辺の話を書いているサイトがなかったので、ちょっと誰かの役に立つかもしれない、と思うので書いておきます。

起動したら、メニューから[View]-[Set Font]を起動してください。
日本語フォントにすることはすぐ気づくと思うのですが、下の文字セットも画面ショットにある通り「日本語」にすることを忘れないようにしてください。

NotesPeek: フォントの設定

次に、[View]-[Optoins] から以下のようにアイテムのStringsの表示設定を行います。
文字化けしているときなどは、Display as hexなどのほうが便利なときもあるのですが、「Convert From LMBCS」を入れておくのが日本語表示では便利なのではないかと思います。

NotesPeek: アイテムの表示設定

ここまで設定したら[View]-[Save Options As Default] を選択してください。

ここまで出来たらNotesPeekの初期設定は完了です。
NotesPeek を使って何か面白いものが見えるか・・・と言う話は次回以降に繰り越します。。。
(と言うかまだ詳細は考えていませんが・・・)






レプリカIDは変更できるか?

 昔、データベースの作成権限が無いサーバーにローカルのDBをコピーして置くときに、文書のコピーにレプリカを使いたいな、て思いました。スクリプトで全文書コピーしてもいいし、こういうのはいいアイディアある人はたくさんいると思うのですが、そのときはとにかくさっさとデータベースにある文書をコピーしたかったので。

 そうなると、サーバーに新規に作ったデータベースと、今手元にあるローカルのデータベースのレプリカIDを一致させられたら楽なんだけどなあ・・・て思っていました。

 まず、サポート的な回答から先にしておくと、Notesクライアントではデータベースのコピー以外でレプリカIDを変更することは出来ません。
これは以下のTechnoteでも書いてある通りです。

Can the replica ID of an existing database be changed

でも、ANTRIDと言うツールを使うと変更することが出来ます。最終的にこのツールを使ってレプリカIDを変更しました。
あくまで、サードパーティのツールなので裏技の域を出ないのですが、それでも十分便利です。

How to change the replica ID of a database (文書番号 1094568)

ANTRIDはこのページからダウンロードできます。 R5ユーザーはこちらからダウンロードしてください。
インストーラー付きなので比較的簡単に導入は行えると思います。

ANTRID Download (RPR Systems Pty Ltd)

あまり日本語サポートのことは考えられていないので、以下のような点は気になりましたが、機能上は特に問題ないのではないかと思います。

・ 日本語のデータベース名は正しく表示できない
・ サーバーからデータベースを開く際のパフォーマンスが悪い

ANTRIDは以下のようなことが出来ます。

・ Destination Database に新規にレプリカIDを発行して変更
・ 特定のデータベースのレプリカIDをコピーして、Destination Database に反映
・ Destination Database に手でレプリカIDを入力して設定

この手のツールは製品の機能として提供していないものを補完するものですので、このツールで出来る!と期待して本格的に使うと思わぬ問題に遭遇するかもしれないのですが、ちょっとした必要に答えるにはとても有用なのではないかと思います。


何かの時のために頭の片隅にでもこんなツールがあったことを思い出してもらえると、うれしいです。



ルーラーを使ったタブ整形

テキスト整形にタブを使う人はどのくらいいるでしょうか?
メールなどでは思ったような間隔にならなかったり、フォントやアプリにも依存してしまうので、本格的なテキスト整形には向かないところも多いのですがやはり簡易なテキスト整形では依然として強力なツールなのではないかと思います。

このタブ整形ですが、Notesのルーラーを使って多彩なタブストップの設定が出来るのをご存知でしょうか?
今日は、Alan Lepofsky氏のブログにあった以下の記事が元ネタになっていますが、非常に面白かったのでみなさんにも紹介してみたいと思います。

Notes Rules!

リッチテキストを使用しているときに、Ctrl-R (またはメニューから[表示]-[ルーラー])を使用するとルーラーが表示されるのをご存知の方は多いと思います。
ぶら下げインデントなどを多用するときには便利ですよね。このルーラーを使うととても強力なタブの整形が出来るようになります。

1. タブストップを設定する
どのように使うかを見る前に簡単にルーラーでどのようなタブ操作が可能なのかを確認しておきましょう。
始めにルーラーの空白部分を適当にクリックしていくと、以下のようなマークが現れます。

ruler1.jpg

この状態で文字のプロパティの「段落余白」タブを見てみると以下のようにタブの設定がされていることが分かると思います。(画像をクリックすると拡大します。)

段落余白タブ

ルーラーに表示されたタブストップのマークを右クリックしてみると以下のようにタブの種類が変更できることが分かります。

tabproperty.jpg


右クリックでタブの種類を変えてみると以下のように変わります。
左から順に、左寄せタブ(赤枠)、右寄せタブ(青枠)、小数点タブ(緑枠)、中央揃えタブ(茶枠)のマークになります。

タブの種類

2. 整形の結果
これらのタブを使って実際にテキストを整形してみましょう。

タブ整形の結果

テキストを選択し、範囲選択をしたあとおもむろにルーラーをクリックしてタブを作成し、右クリックで右寄せタブに変更します。(赤枠)
 数字などを表示するのに右寄せがいいので右寄せに整形します。

青枠は小数点タブを使用して、小数点の桁数で揃えた例です。
いつも左寄せのタブしか使っていないと新鮮に見えないでしょうか?


是非機会があったら使ってみてください。


リレーホストをご利用の方へ・・・

今日、Router のBCCの扱いの話をしていたらこんな話を教えてもらいました。

複数の宛先が [bcc:] に含まれている場合、同一 MTA に対する SMTP 配信でもそれぞれの宛先に対してメッセージが作成される (文書番号 727125)


リレーホストでBCCに大量の宛先があると、エンベロープを分けるために同じメールを宛先の分だけ作るのでトラフィックが多くなってしまうのですが、以下の設定をNotes.ini に追加するとSMTP の Dataコマンドが一回で済むのでトラフィックがメール1通分で済む、と言うお話です。

 RouterKeepRelayedBCCsIntact=1

Technoteでも書かれていますが、1MBの添付ファイルを100人のBCCユーザーに送るとすれば、100MB近いトラフィックが1MBで済むことになるので効果は絶大なのではないかと思います。
もちろん実環境で効果があるか無いかは、BCCでサイズの大きなメールを大量配信する事がどれだけあるかにもよると思うのですが・・・

この設定は、6.5.6/7.0 以降で使用可能ですが、インターネットメールを送るのにリレーホストを設定している方は一度検討してみるといいのではないかと思います。詳細なログなどもTechnoteには記載されているので一度読んでみて下さい。

8.0.2 FP1 用のJarファイル作りました(未読メール)

8.0.2用のJarファイルを作ってみました。
以下のようにSkydrive経由で入手できます。

8.0.2 FP1用Jar ファイル (SkyDrive)


FP1では以下のようなファイル名になっています。

<プログラムディレクトリ>\framework\shared\eclipse\plugins\com.ibm.notes.branding_8.0.2.20090113-2100.jar


変更方法の詳細については以下の文書を参考にしてください。
8.0.2 Standardクライアントでの未既読の色を変更する

To/cc/bcc をドラッグ&ドロップで移動する

 よく全員に返信でメールを返すときなどに、To は別の人にして、Toにいる人はccに動かしたくなるときがあります。

実は8.5からはこのようなときはアドレスをドラッグ&ドロップで移動できるようになっているのですが、8.0.x以前では通常のメール作成画面ではこのようなアドレス移動は出来ません。

このようなときは、「宛先」のリンクを押して「宛先の選択」ダイアログを起動してみてください。
ここではドラッグ&ドロップでアドレスを移動できます!

8.0.xでは動くことは確認しているのですが、7.xでも出来るはずです。
確か7.xの新機能だったと思うので、6.5.x では分かりません。。。 6.5.xやR5 でも使えるそうです。 - Updated on 2/21)


Thanks to Alan Lepofsky
Drag and Drop Recipient Names

Sandbox/Fix List/Notes Domino Forum はNotesクライアントで!

 Fix listなどをWebからアクセスしていると、どうせNotesベースのアプリケーションなんだからNotesの全文検索とかクイック検索を使って探したい、と思っている方はいないでしょうか?

Fix List やSandbox、Lotus Domino Forumは同じサーバー上で動いていますが、これはNotesクライアントからアクセスする事が出来ます。

詳細は以下の文書を見てみてください。ここではFix Listについて主に言及されていますが、サーバーは同じなので、アクセス方法は同じです。

Lotus Notes クライアントを使用して Fix List データベースを閲覧する方法 (文書番号 731617)

複製、ビュー検索、全文検索使えてみるとずいぶん身近に感じていただけるのではないかと思います。

接続文書を作るのが嫌いな方のために、FQDN指定でNotes URLを記載しておきます。
Notesクライアントを導入している端末ならそのまま開けるはずです。

Notes/Domino Fix List

Notes/Domino 6 and 7 Forum

Notes/Domino 8 Forum

IBM Lotus Notes/Domino 8.5 Forum

Lotus Sandbox

Notes と iCal/vCard

インターネット宛に会議招集を送るとどうなるか知っていますか?

そんな大それたことを・・・て思うかもしれないですが、Domino 6.x以降だとiCal 形式(*.ics)で届きます。なので、Outlook ユーザーなどでもちゃんと会議招集を受け取る事が出来るのです。

他にもNotes クライアントからカレンダーを使用しているときなどは書き出しのオプションでiCal が使えたり、個人アドレス帳でvCard 形式で書き出せるようになったり、vCardやiCalが使える場面がLotus Notes でもかなり増えてきました。

以下に二つの記事を紹介しますが、NotesのiCalなどを使用した相互運用などについて紹介したものです。 Notesでどんな風にiCal が使えるかがざっと分かるので是非一度読んでみてください。

IBM Lotus Notes 8.5 iCalendar: Interoperability, implementation, and application
Support for iCalendar and vCard in Domino