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Lotus Notes/Domino 8.5 リリースのお知らせ

本日、Lotus Domino8.5のリリースが発表されました。
(もう日付変わってしまいそうな時間ですが・・・)

PA Online などから英語版の Lotus Notes/Domino 8.5 がダウンロード可能になります。

日本語版のリリースは以下の発表レターにもある通り、1月16日から入手可能になります。
通常は一ヶ月程度遅れてからリリースされるのですが、今回はかなり早い段階での日本語版提供になりました。

発表レター
IBM Lotus Notes/Domino 8.5 および IBM Lotus Enterprise Integrator 8.5 の発表

ちなみにダウンロードをするときにはパーツ番号での検索が便利です。
パーツ番号についての詳細は発表レターも御参照下さい。
IBM Lotus Notes/Domino V8.5 Media Pack English: AH0ZDEN

8.5 IF1 がリリースされています

 8.5 IF1 がリリースされました。
修正が確認出来た時期などの関係でこのような提供形態になったようです。

ユーザー名の変更やユーザーの削除に関わる問題ですので、8.5のシステム管理サーバーには当該Fix を適用して頂けますようお願いいたします。

尚、IF1 は Fix Central から入手できますので下記のリンクも御参照下さい。

User rename and user delete fail to update group membership in Domino 8.5 (文書番号 1351645)
Links To Fix Central (8.5 IF1 for all platform)

IBM Lotus Notes and Domino 8.5 Reviewer’s Guide

知っている人もいると思いますが、8.5 のReviewer's Guideが出ていますね。

Notes from Lotus Support ブログより
JUST PUBLISHED: "IBM Lotus Notes and Domino 8.5 Reviewer’s Guide"

Reviewer's Guide
IBM Lotus Notes and Domino 8.5 Reviewer's Guide


8.5 の新機能などについてはわざわざ英語のこんな資料を見なくてももっと色々なところで紹介していると思うのですが、英語が苦手な方は、ダウンロードして目次だけ見て、大雑把にどんな新機能があるんだろう?と見渡すだけでもいいと思います。
 

私はどうしてもクライアントよりの機能拡張に目が言ってしまうのですが、個人的にガイドを見て興味を持ったのは色々なところでドラッグ & ドロップが拡張した事ではないかと思います。
テキストフィールドとか外部アプリケーションに選択テキストをコピーするのに使えたり、名前フィールドでも使えたり・・・と色々面白そうです。

8.5 で賛否両論分かれそうなのは、DDE (Domino Designer On Eclipse)ではないかと思います。 DesignerがEclipseベースになるため、BasicクライアントだとDesignerが起動できなくなったりするので不満に思われる方も多いと思うのですが、その反面EclipseからIDEとしての機能を多くDomino Designerに持ち込む事が出来ました。
個人的には軽快なBasicも好きなので、Standardがこれからの主流です!となるよりはどちらも使える今の状態がもう少し続いて欲しいとは思うのですが。。

DWA から Lotus iNotes に・・・

 すでに聞いている方も多いと思いますが、8.5 から DWAから Lotus iNotesにまた戻るので以下のような文書が作成されました。

Lotus Domino Web Access is now known as Lotus iNotes

 日本ではDWAという呼称も十分浸透していたところもあるので、あまり意味を感じないのですが、サポートの観点ではキーワードが変わってしまうのが厄介なのですが 8.5 以降は Lotus iNotes と言う製品名になりますのでよろしくお願いいたします。。

2009年1月の注目サポート技術情報が発行されました

サポート系のアナウンスが続いていますが本日以下のように注目技術情報が発行されました。

Lotus Notes/Domino 注目サポート技術情報 (2009年1月)

今月のハイライトは、8.x で起こる以下の問題かな、と思います。

Lotus Domino サーバーでプログラム文書が即座に反映されない

プログラム文書の変更などを頻繁に行う場合にはただちに反映されなくなるため再起動を行うことを避ける必要がある場合には、Notes.iniの設定を行ってください。

8.0.2 CCH3が出ました

 この間隔で出ると思っていなかったのですが、8.0.2 CCH3が出ています。

Lotus Notes Standard Client Cumulative Client Hotfix 3 (CCH3) for 8.0.2

Fix Central へのリンク
(IBM ID が必要です。)

Coreの障害では以下の問題の修正などが含まれました。他にもEmbedded Browser関連の修正が今回は多く入ったように思えます。
Lotus Domino R5.x と Lotus Domino 8.0.2 間の複製処理でエラーが発生しレプリカできない

8.0.2クライアントでR5サーバーと複製していないとヒットしない問題なのでどの程度の需要があるかは分からないのですが。。。


日本語の文書も出たのでお知らせしておきます。 (2009/01/22 Update)
Lotus Notes 8.0.2 クライアントの Cumulative Client Hotfix 3 (CCH3) について

8.5 用のJar ファイルを作りました(未既読の色変更)

 先週末に8.5J が出ていますが、Standardクライアントを使っている方はさっそく未既読の色を変えたい、と思った方もいるかもしれません。

8.5 でもやり方自体は同じなのでこの文書を参考にしてみてください。
ファイル名は以下のようになります。
<プログラムディレクトリ>\framework\shared\eclipse\plugins\com.ibm.notes.branding_8.5.0.20081211-1925.jar

8.0.2 Standardクライアントでの未既読の色を変更する

手っ取り早く変えたい方のためにJarファイルをSky Drive上に公開しておくのでダウンロードして御利用下さい。
 あくまで私の検証用のサンプルと言う事で提供しているものですので、その点については御理解下さい。ただし、変更したJarファイルを利用した環境、というのはサポートされる環境ですのでサポートには影響ありません。


8.5 J 用のJar ファイルへのリンク (SkyDrive)

Domino Configuration Tuner / DAOS Estimator がダウンロードできます

USのサポートブログで、DCTとDAOS Estimatorのダウンロード配布がアナウンスされていますね。

Two new Domino tools now available for download

Domino Configuration Tunerは8.5からは付属テンプレートとして付いていますが、7.0以上でも動くので8.5以前の方でもご利用することが出来ます。サーバーの設定を確認して推奨の設定などを案内するものです。製品に付属しているものも英語版ですので、8.0以前をご利用の方はここから直接入手してください。

Domino Configuration Tuner (DCT) provides easy-to-use self-service configuration

DAOS Estimatorは、8.5の新機能である Domino Attachment Object Service の機能メリットがどの程度得られるかを見積もるために指定したサーバー上にあるデータベースをスキャンして添付ファイルをリストするようなものです。 これは8.5を利用される予定がない方にはあまり必要ないツールかもしれませんが、添付ファイルの利用状況などを調べたい事があるのであれば別の用途で利用することも出来るかもしれません。これはNSFじゃなくて実行ファイルみたいですね。各プラットフォーム用のものが提供されているみたいでした。

Download the Domino Attachment and Object Service Estimator tool

こんなアウトプットが出るそうです。



Example Output:

IBM DAOS Savings Estimator tool, Version 1.0
Copyright (c) IBM 2008. All rights reserved.

Database Name Orig NSF New NSF Num DAOS Dup Compr Space DAOS Ob
Size Size Files Files Files Size Savings Size
============= ======== ======== ====== ====== ====== ======== ======== ========
l\k######.nsf 3.1 GB 989.8 MB 6473 6473 2203 2.2 GB 424.7 MB 1.7 GB
\k#######.nsf 4.4 GB 1.0 GB 5083 5083 1492 3.4 GB 879.6 MB 2.5 GB


尚、AIXのサーバーに対して実行する際には以下の問題が発生するので注意してください。

DAOS estimator (daosest) does not work on AIX versions lower than AIX 5.3 TL7

Lotus Notes/Domino 8.0.2 FP1 リリースのお知らせ

 待望の8.0.2 FP1が出ました。例によって日本語のドキュメントは現在準備中ですが、以下のページより詳細な情報をご確認ください。

Download Fix Pack 1 for IBM Lotus Notes and Domino 8.0.2

修正の一覧は以下の文書から入手できます。
Release Notice for Notes/Domino 8.0.2 Fix Pack 1

ここに来て、MR、CCH、FPのように似たような単語が出てきたので違いについて説明をした以下の文書も同時に発行されました。この文書は日本語版も発行する予定です。
Differences between Notes/Domino Maintenance Releases, Fix Packs and Cumulative Client Hotfixes

8.0.2 FP1 は以下の点で今までのFixpackにはなかった新しい試みがなされています。

- PA Onlineからの入手だけでなく、Fix Central 経由の入手が行えるようになりました。
- サーバーサイドのFix だけでなく、クライアントからのFix Packが含まれるようになりました

クライアントFixが含まれるようになった点は意味が大きいとは思うのですが、8.0.2 では今日時点でCCH3 まで出ています。これと混同して紛らわしいし、何が違うのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この点について補足説明を与えるために、「Differences between Notes/Domino Maintenance Releases, Fix Packs and Cumulative Client Hotfixes」の文書が発行されたわけですが、ひと言で言うとHotfixとして出しているCCH よりもFixpackの方がより大規模な出荷前テストが行われているので、以下のような意味づけの違いがある、事が大きな意味を持つのではないかと思います

CCH = Hotfix: 発生したお客様・ヒットすることが予想されるお客様が適用
Fixpack: 予防保守として適用


したがって、CCHは比較的フットワーク軽く短い間隔で出るのに対し、FPはそれほどの頻度では出ません。また今回はCCH3とFP1の間隔が非常に短かったために、FP1だけに含まれるクライアント障害、またはCCH3だけに含まれるクライアント障害、と言うのが双方ある状態です。
 時期についてはまだ分からないのですが、追加の修正をやはりFPに対しては出していくことになるのではないかと思っています。

少し色々出て煩雑になってしまった点はあると思うのですが、ぜひともFP1は一度見ていただくとよいのではないかと思います。

8.0.2 FP1 追加情報