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OpenNTF: ほとんどのXPages のコントロールを試せるデモアプリケーション

社内のミーティングでXPagesの話をしたときにたまたま以下のサンプルアプリケーションの話をしていたのですが、結構知らない人も多かったので紹介しておきます。

OpenNTF では最近Showcase的なサンプルも多数リリースしていて、たとえばXPagesを使ったiPhone/Blackberry/Android用のコントロールとかも出していたりします。

その中でも今回は特にサポートやっている身としてもいいなあ。。。と思ったのが以下のXpagesのサンプルアプリケーションです。

New Release of XPages Demo Application for 8.5.1 including Notes Client (OpenNTF)

要するにXPagesのコントロールとかプロパティを試せるようなサンプルの集合体になっています。
サーバーにアップロードして署名すればすぐに使えるので是非試してみてください。
 調査などのために何かそのコントロールを使ったサンプルアプリケーションを作りたくなったらここを頼ればいいのでとても助かります。開発時にどんなコントロールを使うのがUI上良いのかを見た目で確認するうえでも有用ではないかと思います。 Notes 8.5.1以上であればクライアントから実行することも出来ます。

詳細は以下のブログにも詳しく紹介されているので是非ご参照下さい!


OpenNTF.org より Demonstration Application for XPages の最新版(v1.0.2) がリリースされました (notes/domino liaizon)
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HTTP のメモリーエラーの問題

今日はこのTechnoteのお話をしようと思います。

HTTP タスクでメモリエラーが不定期に発生する

HTTP タスクではプロセスヒープを多用するためにアクティブスレッド数が多い環境や平均的にメモリの使用量が多いとき(Technoteにあるように大きな添付ファイルを頻繁に開くときなど)にはNotesのメモリーマネージャーを使うよりOSのmalloc() を使った方が効率がいい場合があります。

その設定がこのパラメータです。

HTTPUseNotesMemory=0
INotesUseNotesMemory=0


BLK_LOCALやHTMEM_HTTPD_MEM_BLOCK がありますが、どちらも微妙に用途が違うだけでHTTPのプロセスヒープに使用されるブロックです。

今の自分に環境に適用するべきかどうか?ですが、特にHTTPのメモリ周りの問題に苦しんでいないのであれば設定は必要ないと思います。
ただ、アクティブスレッド数が多かったり、大きな文書をWebから多数のスレッドで開く事が想定されるなどメモリ周りで心配がある場合には障害の未然防止の観点から設定してもいいのではないかと思います。

あと、iNotesというパラメータに戸惑う方もよくおられますが、これはInterNotesなどのINOTESで、別にDWA用の設定ではありません。通常のWebサーバーでも有効な設定です。

是非何かの時には思い出してみてください。

XPages: Hello World アプリケーションを作ってみる

8.5 のXPagesがどんなものかは何となく興味があるけど面倒なので、Eclipseベースのデザイナーもまだ慣れてないのに、コントロールとかがたくさんあってややこしそうなXPagesに手を出すのは何となく億劫・・・と言う人は多いのではないかと思います。

今日はそんな人がとりあえず一歩目だけ踏み出せるようなHello World 的なアプリケーションの作り方を紹介します。これだけではXPagesのすごさはあまり分からないかもしれないですが始めはこのくらいが楽でいいのではないかと思います。

注: 今回の記事はND Wikiにある以下の記事を参考にして書いています。
Tutorial: Introduction to XPages - Exercise 1

手順:
(ほとんどの画像はクリックすると拡大します)

1. 始めに空のデータベースを作ります。 xpages1.nsf としましょう。
  Local で作る場合にはPriviewしやすくなるようにAnonymous をACLに追加しておいて下さい。

2. 作成したデータベースをDomino Designer で開き、「カスタムコントロール」を選択します。右側のペインが切り替わらないときは右クリックで「開く」を選択します。
 表示されたら、「新規カスタムコントロール」を選択します。
カスタムコントロールの作成

3. 「hwControl」と言う名前のコントロールを作成します。(表示されるまで時間がかかりますのでお待ち下さい。)
作成ダイアログ

4. 右側のカスタムコントロールから「ラベル」ドラッグして設計要素の左上に配置します。
ラベルの作成

5. 下部のプロパティ欄に「Hello xPages World!!」のような表示テキストを入れます。
ラベルのプロパティ

6. ちょっとこれだけだとさびしいのでフォントを大きくしてみます。 Ctrl+s でSaveし、hwControlを終了します。
ラベルのフォント

7. 左側のペインから「XPage」を選択して開きます。「新規XPage」から以下のように「hwPage」を作ってください。
新規 XPageの作成

8. 先ほど作った「hwControl」 をドロップします。
  「Hello xPages World!!」と言うラベルが表示されたらページを保存します。
  念のため[プロジェクト]-[すべてビルド]を使用してビルドしておいてください。
コントロールの配置

9. 以下のようなURLを入れてプリビューしてみてください。
http:///xpages/xpages1.nsf/hwPage.xsp

作成中に左下の「アウトライン」ペインから作成したXPageの構造を確認したり、設計ペインの下にある「ソース」タブをクリックして実際のXML構造などを見ておくと勉強になるのではないかと思います。

The XPages Blog のご紹介

Web Application Developmentのブログに吸収されるのかと思っていたのですが、XPagesの開発がブログを立ち上げたようです。始めのエントリを見るとメンバーも書いてありますね。

The XPages Blog

XPagesはコントロールも多いので、私自身まだまだ勉強しないといけないところはたくさんあるのですが、こういうブログとかでコントロールとかを1つずつでも紹介してもらえると助かるな、と思うので楽しみにしています。