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Process Monitor でボトルネックを特定する

2011年07月05日 00:38

クライアントの動作が重いとき、ファイルアクセスなのか、レジストリ等のアクセスなのかは問題の切り分けでは非常に重要ですが、その得手作業は大変な作業です。

今日はこのような問題を調査するのに便利なProcess Monitor を紹介します。有名なツールなので知っている方も多いと思います。Process Monitorの最新版はこちらからダウンロードしてください

Process Monitor (Microsoft Windows Sysinternals)

私の記憶が確かなら、Process MonitorはFileアクセスを追っかけるFilemonとレジストリアクセスを追っかけるRegmonと言うツールが一緒になってファイルやレジストリやネットワークを追いかけるツールで、UNIXで言えば、trussのようなツールのイメージでした。
 要するに、詳しい情報は取れるかもしれないけど、何か自分の中で想定要因や仮説が無いと、とてもログ出力が多すぎて役に立たない、と言うイメージでした。

しかし、最近のバージョンはレポート機能が充実してパフォーマンスの問題などのボトルネック特定に非常に便利なレポート機能が数多く含まれていて私も色々な問題の調査に使っています。

今日はこのツールを使って、Notesのスタンダード版の起動の問題を調べてみましょう。
ベンチマークをすることが目的ではないので詳細なテスト条件は重要ではないのですが、一応以下のような設定を行った環境でテストをしています。

テスト条件
・ Notesプリローダー(nntspreld.exe)はmsconfigで事前に無効化
・ アンチウイルスソフトの設定済み(詳細はこちら
・ JVMの設定は設定済み(詳細はこちら
・ サイドバーの表示は無効化
・ Lotus Notes 8.5.2 + Windows XP SP3
・ OS起動直後のNotes起動(いわゆるコールドスタート)

Process Monitorでは初めにログの負荷を下げるためにFilter条件を決めることが重要です。
ここではNotes関連プロセスのログを取りたいので以下のようなFilter 条件で取得します。

Process Monitor フィルター式


今回指定したFilterは以下のような感じです。実質的にはnotes2.exeとnlnotes.exeくらいでいいんじゃないかと思うのですが、念のため。
Process name contains:

notes2.exe
notes.exe
nlnotes.exe
ntaskldr.exe
nsenddiag.exe
nsd.exe
ndyncfg.exe
nfileret.exe


この状態でクリックしてNotesクライアントを起動して、ワークスペースが表示されたくらいでテストを囚虜します。終了するにはメニューから[File]-[Capture Events]のチェックを外すとログが終了します。

このようにして採取したログはどのように解析すればいいのでしょうか?色々な方法がありますが、最近のバージョンのProcess Monitorはレポート機能も非常に充実しているのでその機能を使うのがよいのではないかと思います。始めにFile Summaryを見てみましょう。メニューから[Tools]-[File Summary]を選択して起動します。
以下の画面ショットも参考にしてください。(画像はクリックすると拡大します。)
File Summaryのメニュー

ここではこのようにアクセスしたファイルごとに使用した合計時間を表示してくれます。(Total Time列でソートしました)

File Summary - 出力結果

ファイル名を見てみると *xpdplat_jvm* のようなファイルが多いですが、これはExpeditorクライアントのJVM キャッシュでしょうか。
同様にして[Tools]-[Process Activity Summary] ではプロセスごとにCPU使用率やメモリの使用量などの推移をグラフィカルに表示してくれます。

Process Activity


FileのI/OやCPUの使用率がnotes2.exeに集中している様子が見て分かると思います。

このような分析はNotesクライアント以外でもブラウザの起動が遅い問題を切り分けたり何となくCPU使用率が高いプロセスがどの処理に取られているか辺りを付けたりする上でも非常に有益です。

是非活用してみてください。
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LND Toolが Lotus Domino Wiki で紹介されています

2011年05月06日 00:56

以前このブログでもLNDツール (Lotus Notes Diagnostics)について紹介しましたが、Notes And Domino Wikiでも紹介の記事が出ました。

Using the LND tool to analyze IBM Lotus Notes and Domino hangs and crashes (Lotus Notes And Domino Wiki)

SEMDEBUG.TXTのファイル表示の話などを主に取り上げましたが、メモリダンプ(show memory dump や server -m で出力されるファイル)のサマリー表示やサーバー上で生成されるDXLファイルの表示(サーバー文書などの情報をまとめています)など重要な情報収集が行えるツールですのでこのような事に興味がある方は一度使ってみるといいのではないかと思います。

関連記事
LND: SEMDEBUG.TXT の時刻表示を変換して見やすくする

LotusLive Notes - その他の疑問

2011年01月17日 01:33

さて、LotusLiveに興味がない人もいるのでこのくらいで一度休憩したいと思うのですが、あまり記事を書くほどでもない小さな疑問をここでかけ足でまとめてしまいましょう。


Q1. ハイブリッド環境に限らずLotusLive Notesをメッセージングプラットフォームにすると会社のドメインが使用できるようにならないといけないのは当然ですが、DNSなどはどうなるのでしょうか?
A1. この設定は主に3つの手順で行います。

・ LotusLiveの管理者画面でインターネットドメインで自分のドメインを指定
・ MXレコードにLotusLiveのメールサーバー(smtp.notes.lotuslive.com)を指定
・ CNAMEレコードなどを使って所有者を検証

Q2. 新規ユーザーの登録については以前の記事で説明がありましたが、移行後に既存のユーザーをLotusLive Notesユーザーに移行するにはどうしたらいいのでしょうか

A2. 既存のユーザーをプロビジョニングすることによってできます。これはVMWareをインストールするステージングサーバーなどをオンプレミス環境に用意してIBMのISSLサービスと共同で行います。詳細は「LotusLive Notes のデプロイ、管理、および使用」のP.61?をご参照ください

Q3. LotusLiveのパスワードとIDのパスワードはどういう関係になるの?
A3. IDボールトを使用しているので基本的に同期されます。

Q4. オンプレミスのDominoディレクトリとLotusLiveディレクトリはどのように同期するの?
A4. LotusLive Notes上でDominoディレクトリを同期するサーバーを指定します。このサーバーと同期することによってLotusLive Notesサーバー上で一つ以上のレプリカが存在することになります。

Q5. LotusLive Engageの機能は使えるの?
A5. LotusLive Engageの機能はInstant Messaggingのみ使用できます。オンラインミーティングやアクティビティ、ファイルなどの機能が必要な場合はLotusLive Engageもご購入いただく必要があります

Q6. iPhoneなどのスマートフォンサポートは?
A6. Traveler for LotusLive Notesをオプションでご利用いただくと各種モバイル機能がサポートされます。
デフォルトでは、LotusLive Notes Web がサポートしている端末ではスマートフォン用のUIなどが表示されます。これは現時点ではLotus iNotes 8.5.2と同等のサポートを提供するので、iPhoneやiPad、Android 2.1 などがサポートされます。ただし、Traveler のようなActiveSyncによる端末との同期、リモートワイプ(端末紛失時のリセット機能)やWindows Mobileなどのサポートは得られないのでご注意ください


パススルーサーバーやステージングサーバー(こっちは一時的ですが)などの話は、クラウドの環境を使うのになぜサーバーが必要になるんだ?と言うご指摘は当然あるのですが、ハイブリッド環境は既存の資産を生かしながらクラウドへ移行するためのサービスであるため、オンプレミスとクラウド環境を厳密に分離しながら作業を行うためにこのような話が不可避になってきます。是非事前によくご検討頂けますようお願いいたします。


※ 間違ってたら教えてください・・・

LotusLive Notes とハイブリッド環境 - IDはどうなる?

2011年01月05日 00:14

 LotusLive Notesに興味を持っておられるお客様ではハイブリッド環境がどのように実現出来るのか心配な方は多いのではないかと思います。

そこで、何回か(たぶん2回か三回くらいしかネタが無いと思いますが。)に分けて典型的な疑問について少し説明したいと思います。細かい管理者作業まではこのブログでは説明しきれませんが、大まかにどのように管理しているのかが説明できる程度の説明をこのブログで出来たらいいな、と思います。

 たとえばアプリケーションサーバーは既存のDominoを使い、メールサーバーだけLotusLive Notesにするようなハイブリッド環境ではIDファイルやドメインはどうなるのでしょうか?
この場合LLNのDominoサーバーを別ドメインとして運用する必要はありません。

以下の図を見てみてください。この図だけでも概要が分かるのではないかと思います。
LotusLive Notesのハイブリッド環境


まず、重要な点は、LLN/Renovations と言う組織単位(OU)を作成してクラウド環境は一つの組織単位として管理されます。なので、Renovationsドメインだけであれば特別にクラウド環境に対する相互認証は必要ありません。
ここで、管理者はLLN/Renovationsと言う組織認証者のcert.idとパスワードはLotusLiveの管理者用画面からアップロードしておきます。

LotusLive Notesのドメインは既存のドメイン内に作成されるため、既存のユーザーIDやアプリケーションサーバーなどの変更は必要ありません。

こうなるとドメイン内のNotesメール配信や複製などが発生しますが、ここの外部と内部のつなぎ目はDMZに置いたパススルーサーバーが担うことになります。(したがってハイブリッド環境ではパススルーサーバーを用意する必要があります)

こうなるとユーザー作成はどうなるのでしょうか?
これは今まで通りのユーザー作成に加えて、LotusLive用にプロビジョニング、と言う操作が必要になります。
1. オンプレミス環境でLotusLive Notesユーザーを作成
  (ここで指定されるメールファイルは使用されません)
2. LotusLive Notesの管理者用画面からユーザーのサブスクリプション(使えるサービスなどの指定)設定を行うために「プロビジョニング」と言う作業を行う
3. エンドユーザーに、LotusLive のログオン情報やインターネットアドレス、初期パスワードなどの情報を送る

と言う作業になります。既存のユーザーなどをアップグレードする際にはメールの移行なども発生するのでもう少し複雑になりますが、あまり特殊な管理作業が発生するわけではないことは分かって頂けるのではないかと思います。

以下、参考情報もつけておりますのでご参照頂ければと思います

参考:
LotusLive Notes のデプロイ、管理、および使用 (PDFファイル)
P7. ハイブリッド環境の構成図
P.39? ハイブリッドデプロイメント用に環境を準備する
P.45? ハイブリッド環境の設定のロードマップ





LotusLive Notes を使ってみる (LotusLive Notes 編)

2010年12月07日 07:30

さて、LotusLive Notesの記事を書いてみましたが、Notesクライアントを使うとどのような感じになるのでしょうか?
意外と忙しくてLotusLive Notesの記事を書こうと思ってからずいぶん時間が空いてしまいました。
LotusLive Notesはオンプレミス連携とか本格的な話を書こうかと思ったのですがまずはややこしい話を読むのも疲れると思うので、どのようにLotusLive上でNotesを使うことになるのかイメージできるようにセットアップの部分を紹介しようと思います。

LotusLive Notesでは、8.5.1 FP5または8.5.2以降のNotesクライアントを導入しているのが前提で、LotusLiveから特に導入のための仕組みを持っているわけではありません。既存のLotus Notesクライアントを導入している場合にどのようにLotusLiveのメールを使うようになるのか見てみましょう。(画面はすべてクリックすると拡大します)

始めにメールの選択画面では、LotusLive Notes Webではなく、以下のようにクライアントを選択します。
Lotus Live Notes 1

ここでダウンロード画面になります。ここではconfig.nsfと言うNSFファイルをダウンロードすることになります。
LotusLive Notes 2

ダウンロードをクリックすると使用許諾の画面になるのでそのまま進みます。
Lotus Live Notes 3

ここがダウンロード画面です。
Lotus Live Notes (download)

ダウンロードが完了したら、クライアントからダウンロードしたconfig.nsfを開きます。
以下のように「LotusLive Notesへの参加」と表示されます。
LotusLive Notes 設定DB

開くとECLの許可が表示されますがこれは署名を受け入れてください。
LotusLive Notes 署名

ここでロケーション文書の作成画面が出てきます。
パスワードなどはLotusLiveと同じになります。メールファイルのロケーションなども表示されますが勝手に作成されるので特に考える必要はありません。
LotusLive Notes ロケーション文書作成

ここまで終わるとロケーション文書の設定が終わるのでメールデータベースが開けるようになります。
なんかこれだけだと全く中身が分からないよ、と思ってしまうかもしれませんが、少しずつ細かい話や連携の話も触れていきたいと思います。

以下の記事も参考にしてください!

プレスリリース
プレスリリース: 企業向け高機能メール環境を提供する新サービス「LotusLive Notes」

メディアの記事
「Notesにはできないことを」――「LotusLive Notes」はグループウェアSaaSの決定版となるか? (ITMedia)

日本IBMがグループウエアSaaS「LotusLive Notes」提供、ブラウザーとクライアントに対応 (ITPro)
IBM、Notesのメール機能をほぼすべてクラウド上で使えるサービスを発表 (マイコミジャーナル)

ブログ記事
Notesクライアント版LotusLive「LotusLive Notes」、、、ってクラウドとは呼べないんじゃない?確かに便利だけど。(けんじろう と コラボろう!)
えっ、聞いてないよそんな機能。LotusLive Notesにあるの? (カモシーのLotus徒然草)


最新記事


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